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フェラーリ、シャオミの高性能EV「SU7 ウルトラ」を極秘購入?本社を出入りする姿が目撃され自社初のEVとの比較実施か

フェラーリ、シャオミの高性能EV「SU7 ウルトラ」を極秘購入?本社を出入りする姿が目撃され自社初のEVとの比較実施か

Image::Weibo@劈你落山

| さすがにシャオミSU7 ウルトラの存在はフェラーリであっても無視できない? |

フェラーリ、シャオミ SU7 ウルトラをテスト車両として購入か

さて、ヒョンデのEV「アイオニック 5N」がBMW M、ランボルギーニによってテストされたことが明らかになっていますが、今回は中国のシャオミのハイパフォーマンスEV、SU7 ウルトラが”フェラーリのマラネロ本社工場から走行して出てくる様子”を複数の目撃者がて報告したことで大きな話題に。

情報源はWeibo(微博)のブロガー西米露在博洛尼亚(Sago soup in Bologna)、同じくWeiboユーザーの劈你落山で、彼らによると「この個体は間違いなくフェラーリ施設の中から出てきた。関係者によれば、フェラーリはこのSU7 ウルトラを正式に購入し、次世代EVプラットフォームの開発のために使用している」とのこと。

シャオミ SU7 ウルトラの性能にフェラーリも注目

シャオミ SU7 ウルトラは、最大出力1,000馬力オーバー、0-100km/h加速2.78秒という高性能EVで、そのスペックはポルシェ・タイカンやテスラ・モデルSにも匹敵するレベル。

空力性能にも優れ、Cd値はわずか0.195、先進的なインフォテインメントシステムと自社開発のモーター/バッテリーパックを搭載するなど、中国市場を超えて世界的に注目されるハイパフォーマンスEVです。

よってフェラーリがこの車両を参考にしたのは当然とも言え、特にパワーユニットや電動プラットフォーム技術に興味を持ったのだとも考えられます。

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フェラーリとシャオミ、技術連携の可能性は?

別の自動車系ブロガー「苏黎世贝勒爷(Zurich Beileye)」氏は、「昨年、フェラーリの技術者がシャオミ本社を訪問し、次世代の高性能電動モーターに関する共同開発の可能性について話し合った」と投稿。

しかし、現時点では正式な提携に至っておらず、これについては「単なるウワサ」どまりと考えたほうがいいのかも。

とはいえ、フェラーリがSU7 ウルトラを内部研究のために購入したという事実自体が、シャオミの技術力に対する評価を物語っているかのようですね(さらにこのシャオミSU7 ウルトラは欧州にて正式に販売されておらず、それでもフェラーリはこの車両を”なんとかして”入手したということになる)。

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偽のマフラーを装着したフェラーリのEVプロトタイプも確認

さらにWeiboユーザー「劈你落山(Piniluoshan)」氏は、7月28日にカモフラージュされたフェラーリのプロトタイプ車を撮影。

その車両には偽の排気口が装着されており、「完全なEVテストプラットフォームである」と現地エンジニアからの情報を得たと述べています。

また、フェラーリ工場見学(ファクトリーツアー)に参加した複数の内部関係者の証言によれば、フェラーリは2025年末までに初の完全EVを公開する予定とのことで、このプロトタイプは、その第一弾モデルである可能性が極めて高いと見られています。

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シャオミ SU7はすでに現代自動車(ヒョンデ)の韓国本社でも発見されており、世界の自動車メーカーがその技術に注目していることはまさに明白。

特にフェラーリのような伝統的ハイパフォーマンスブランドがシャオミのEVを研究材料に選んだことは電動化の流れの中で無視できない動向でもあり、SU7 ウルトラがフェラーリの今後のEV開発にどのような影響を与えるのか、そして“跳ね馬”初の電動モデルがどのような仕上がりとなるのか、今後の展開が非常に気になるところでもありますね。

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参照:Weibo@劈你落山, CarNewsChina

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