| フォルクスワーゲン前夜祭でその姿が公開に |
イタルデザインが「ゼロウノ(ゼロウーノ)ドゥエルタ=Zerouno Duerta」を公開。
これは「ゼロウノ・ロードスター」としてティーザーキャンペーンが行われていたもので、文字通り「ゼロウノのオープントップモデル」。
過去に報じられている通りベースはランボルギーニ・ウラカンもしくはアウディR8となり、つまりアルミ+カーボン製のプラットフォームを持つスーパーカーとなります。
ベースはアウディR8
エンジンは610馬力を発生する5.2リッターV10自然吸気となり、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、駆動方式は4WD。
ボディ外板はカーボン製、ホイールサイズは20インチ、ブレーキディスクはカーボンセラミック。
↓ドアミラーはGT3マシン風
インテリアはほぼオリジナル。
ステアリングホイール形状、メーター以外にはベース車との共通点はなさそうです。
外装に比べると以外や「カーボン」パーツは少なく、むしろシックなイメージもありますね。
エンジンには「アウディスポーツ」のロゴ。
つまりベースはランボルギーニ・ウラカンではなくアウディR8だということになりますが、アウディR8のエンジンには「アウディスポーツ」のロゴは入っておらず、つまりわざわざ「Audi Sport」の文字を入れた、ということになります(これが何を意味するのかは不明)。
この構造を見る限りでは、「トップは電動格納式ではなさそう」。
つまり自分で取り外してどこかへ収納することになると思われますが、こういった少量生産の車であれば、それは大した問題や手間ではない、と思われます。
こうやって見ると相当に複雑な構造を持つこともわかりますね。
ホイールにもカーボン製のアクセント。
フロントフェンダー上のエアアウトレットも単なるスリットではなく、そうとうに入りくんだ形状を持っています。
ドアオープナーはうまく隠されており、通常の人の視線では見えない位置に。
価格はおよそ2億7000万円、限定台数は5台だと言われていますが、すでに5台全てに買い手がついていそうです。
「イタルデザイン」はかのジョルジエット・ジウジアーロ氏が興したデザイン会社ですが、現在はフォルクスワーゲン・アウディがその株式を取得して傘下に収めています。
ほかメーカー/ブランドや異業種からのデザインも請け負っているものの、自社でも車体の生産機能を持っているため、「イタルデザイン・アウトモビリ・スペチアリ」ブランドを新たに立ちあげて自社ブランドにて販売を行う車の第一号がゼロウノ=01、ということに。
なお、ジョルジエット・ジウジアーロ氏自身は別のデザイン会社を起業し、主に中国のスタートアップと組んでハイパーカーのデザインを行なっており、ジュネーブモーターショーにもその車両がいくつか出展されていますね。
合わせて読みたいイタルデザイン・ゼロウノ関連投稿
イタルデザインが新型スーパーカー「ゼロウノ」の概要を公開。V10ミドシップ、価格は約2億円
イタルデザイン・ゼロウーノ購入第一号のオーナーがイタルデザイン訪問。テストドライブを行う
すでに完売のイタルデザイン・ゼロウノ。公開されたばかりの「2号車」が新車価格の1.6倍、3.2億で販売中
イタルデザイン「ゼロウーノ」が一般道を走る!アニメかSF映画からそのまま出てきたようなインパクト
1台2億円、限定5台のイタルデザイン「ゼロウノ」はすでに完売。次モデルはロードスター
イタルデザインとロジェ・デュブイがコラボ。「ゼロウノ」発表を記念し限定腕時計を発売