| 「ランボルギーニとチャイルドシート」という組合わせがなんともユーモラス(危険性があるのでそう言っている場合ではないけれど) |
ディーラー側もウルスの登場によってこれまでにない対応を迫られそうだ
さて、ランボルギーニ・ウルスに「チャイルドシートの装着時に問題が生じる」として米国にてリコール。
「ランボルギーニとチャイルドシート」というところに(先入観からくる)ミスマッチを覚えますが、これもウルスならではの事例なのかもしれません。
現在リコールが出されているのは北米のみで、対象となるウルスは224台。
御存知の通りウルスは現在ランボルギーニ唯一のSUVそして後部ドアを持つクルマで、そのために「ブランケット」や「わんこ用スロープ」といった、これまでのランボルギーニでは考えられなかったファミリー/ペットフレンドリーなオプションが用意されています。
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今回のリコールの内容はこうなっている
そして今回のリコール内容ですが、2020年12月11日から2021年6月25日の間に製造されたウルスのモデルに、サプライヤーであるAutoliv Group社が製造した欠陥のあるシートベルトアセンブリが搭載されている可能性がある、とのこと(サプライヤー名が晒されているのは一種のペナルティのようなものだと思う)。
さらに細かくいうと、問題のあるアッセンブリは2020年10月26日から2021年1月27日の間に製造されたもので、自動ロックリトラクターが早期に解除される可能性があるとされています。
ランボルギーニによると、通常の使用では、このシートベルトは問題なく機能するものの、チャイルドシートを付属のLATCH(Lower Anchors and Tethers for Children)システムではなくシートベルトで固定しようとすると、アセンブリを使用してチャイルドシートをしっかりと固定することができず、衝突時に子供が怪我をする危険性が高まると述べています。
加えて、シートベルトの自動ロック機能につき、ウェビングが完全に引き込まれる前に早期に解除される可能性があると警告していますが、現段階でランボルギーニは(幸いなことに)この問題に関連する事故を確認していない(起きていない)とコメント。
問題のあるシートベルトアッセンブリを装着している可能性があるウルスは検査のうえ、必要な場合は無償でシートベルトアッセンブリを交換することになり、北米では10月1日からオーナーに対してアナウンスが始まる模様。
内容からすると「世界共通」で問題が発生するものと思われ、日本においてもなんらかのアナウンスがあるかもしれませんね。
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