| ランボルギーニはこれまでにない規模にてその創立記念を祝うことに |
いずれかのイベントにて新たなる限定モデルなどが公開されるとも言われているが
さて、ランボルギーニは今年で設立60周年を迎えますが、「今年は世界各地で様々なイベントを開催することになる」というアナウンスがなされています。
ランボルギーニは今から遡ること60年前、現在も本社を構えるサンタアガタ・ボロニェーゼに工場の建設を開始しており、5月6日に”アウトモビリ・ランボルギーニ”が設立されていますが、これまでにない新しいスポーツカーを作りたいという創業者のフェルッチョ・ランボルギーニの想い、そして若いエンジニアたちの情熱によって自動車業界に革命を起こし、「スーパーカー」という言葉を生み出すとともにミウラ、カウンタックなどの伝説的なクルマを送り出しています。
さらには60年の長きにわたって進化を続け、独自のスタイル、テクノロジー、パフォーマンスを確立し、そのDNAと創業時の価値観を共有することで多くの人々にインスピレーションを与えてきたこともランボルギーニの特徴であり、まさに不動のポジションを築き上げたと言ってよいかと思います。
60周年にあたる2023年には世界各地にて様々なイベントが開催
そしてランボルギーニは今回、プレスリリースにて「60周年を記念して、世界各地で一連のイベントを開催しており、これからも開催する」とコメントしており、これらのイベントの多くははその国や地域によって企画される独自のもので、顧客とランボルギーニ、ランボルギーニ公式クラブ、そしてディーラーとファンとを結びつけるものだとも。
なお、今年最初に行われたのは本社に隣接するランボルギーニ・ミュージアムのリニューアルオープンと60周年記念式典で、それに続くのは2月23日に鈴鹿サーキットにて開催されるランボルギーニ・デイ・ジャパンだとアナウンスされており、これは60周年記念行事の幕開けとなる最初の国際的なイベントだと紹介されています。
イギリスでは4月29日にシルバーストーン・サーキットでランボルギーニ60周年記念となる「ランボルギーニ・デイUK」が開催され、300人以上のランボルギーニオーナーが参加する予定なのだそう。
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その次の重要なイベントは、イタリアでの60周年記念ジロ・ツアーで、5月28日にボローニャの中央広場で開催されるコンコルソ・イン・ピアッツァにてフィナーレを迎え、このコンクール・デレガンスと一般公開の祝祭パーティーでは、世界中から数百台のランボルギーニ、そしてコレクターやファンが集まり、このブランドの輝かしい歴史を祝うことになるもよう。
そしてランボルギーニにとって最も重要な市場である米国では、この夏に「60周年記念ジロ」が開催される予定だとされ、9月にはランボルギーニにとって2番目に大きな市場である中国本土にて、9年連続となる「ジロ・チャイナ」が開催され、60周年記念行事がこの機に執り行われるようですね。※100人以上のランボルギーニのオーナーとエンスージアストが集まり、「60周年記念ガラディナー」で祝賀会を締めくくるようだ
ランボルギーニ本社が企画する、「初」のファン向けサーキットイベントも
9月になると、ランボルギーニ・ポロストリコ(ランボルギーニにおけるクラシックカーやモータースポーツに関する遺産の保護、保存、修復を担当する部門)が、イタリア本国にてランボルギーニのクラシックカーのための「60周年記念ポロ・ストリコ・ツアー」を開催する予定であり、10月には、ローマのヴァレルンガ・サーキットにて、第1回ランボルギーニ・フェスティバルが開催され、これはランボルギーニ本社が初めて企画し、すべてのファンが参加できる壮大なイベントになるといい、もしかするとここではなんらかの(ル・マン・ハイパーカーの発表など)サプライズがあるかもしれません。
そして11月には、同じくヴァレルンガ・サーキットにて、スーパートロフェオ・ランボルギーニ(ウラカン・スーパートロフェオEVO2を使用したワンメイク選手権)のグランドファイナルが開催され、これがランボルギーニの1年を締めくくるイベントとなるのかも。
このほか、現在24カ国に存在し、1600人以上の会員を持つ世界中のランボルギーニ公式クラブもそれぞれの国で記念ツアーやイベントを計画しており、イタリアでもサンタアガタ・ボロニェーゼのランボルギーニ本社を最終目的とするツアーが多数予定されているようですね。
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参照:Lamborghini