| アルフィエーリがEVとして登場 |
アルファロメオに続き、同じフィアット・クライスラーグループに属するマセラティも2022年までの計画を公開。
これからの4年の間にそのラインアップをリフレッシュするのはアルファロメオと同じですが、「EV」ブランドへと進化するのはその方向性が異なるところ。
そして、そのEV化計画「マセラティ・ブルー」の目玉として「アルフィエーリ」がついに投入されることになりますが、仮装ライバルとしては「テスラ」「ポルシェ」を設定しているようですね。
マセラティもSUV偏重
そしてマセラティもアルファロメオ同様、SUVに注力。
ニューモデルとして「ミッドサイズSUV」を投入し、これが将来的に最大の構成比(26%)を持つと見込んで入るようですね(レヴァンテは19%)。
なお、このミッドサイズSUVについては「クラスで最も軽量なプラットフォーム」「前後50:50の重量配分」「優れた乗り心地とハンドリング」「クラス最高のパワーウエイトレシオ」「プラグインはイブリッド」という特徴が掲げられています。
こちらは2022年までのプロダクト・ポートフォリオ。
レヴァンテとギブリ、クワトロポルテは新型へ、そしてブランニューモデルとしてアルフィエーリ、アルフィエーリ・カブリオを投入(グラントゥーリズモの新型はなく、継続かどうかわからない)。
都合6モデルを投入することになりますが、うち4つが「ピュアEV」。
そしてこちらがその「ピュアEV」ですが、アルフィエーリ、アルフィエーリ・カブリオに加えてクワトロポルテ、レヴァンテのEVも投入。
「3モーター採用のAWD」「4輪トルクベクタリング」「軽量」「急速充電」が特徴として掲げられています。
そしてクワトロポルテ、レヴァンテは完全に刷新されることに。
レヴァンテはまだ登場してから日が浅いモデルですが、そのポジションを「見直す」ということに。
先日、マルキオンネCEOが「レヴァンテは失敗だった」という発言を行なっていますが、それはそのポジショニングが失敗、ということだったのかもしれません。
下の図は世界における成長戦略(2018年まで)。
全体的に2018年では「ゆるく」成長する計画ですが、その中でも中国がもっとも伸びていますね。
そしてこちらは2022年までの成長戦略。
一番の成長市場はやはり「中国」。
その次が米国で、欧州ではあまり伸びないと見込んで入る模様。
やはりアルファロメオ同様、日本やそのほかアジアは完全に無視された状態です。