米中古車従業員が「社員割引」にて初代NSXを相場の1/2～1/3に相当する約410万円で購入！こういった福利厚生は羨ましいな・・・

｜　こういった価値の高い車でも福利厚生の対象としてくれるとは「太っ腹」　｜

多少の懸念はあるものの、NSXの魅力の前には「些細なこと」だと考えていい

さて、画像掲示板Redditにて、「全米で最も安くホンダ（アキュラ）NSXを購入した男」が話題に。

その価格はわずか3万ドル（約411万円）であり、これは米国で売られている平均的なNSXに比較すると1/3～1/2くらいの価格なのだそう。

しかしながらこの新しいNSXのオーナーはなんらかの裏技を使用したりレプリカを購入したわけではなく、「ちゃんとした本物のNSX」です。

いったいなぜこんなに安くNSXを購入できたのか？

そしてもちろん「なぜこれほどまでに安くNSXを購入できたのか」という理由がいくつか存在し、もっとも大きなものは「このオーナーがCarMax（カーマックス）の従業員だったから」。

このカーマックスというのは米国の中古車販売チェーン店ですが、従業員は福利厚生の一環として「アソシエイト・ディスカウント・プログラム」の恩恵を受けることができるといい、これは「カーマックスが中古車を買い取った価格に対し、300ドルの手数料を上乗せした価格でクルマを購入できる」というもの。

つまりこのNSXはカーマックスが29700ドルで前オーナーから買い取ったもので、そこに手数料300ドルを乗せ、合計30000ドルにて従業員がこのNSXを購入したということになりますね。

なお、納車前にはカーマックスの整備もついているようで、カーマックスによってパワーシートのモーター、ドアハンドル、ウインドウレールのブラケットが修理されたことも明かされています。

そのほかにはこんな「安価な理由」も

ただ、それだけがこのNSXが安価だった理由ではなく、そのほかに挙げられているひとつが「改造車」であったこと。

画像を見ても分かる通り、アフターマーケット製のフロントバンパー、フロントフード、サイドステップ、リアスカートが装着されていることがわかりますが、エクステリアの状態は悪くなく、これらは比較的かんたんにもとに戻せるかもしれません。

そして次には「過走行」であることで、このNSXの走行距離は14万7000マイル（約23万6000km）に達しており、しかしこれもホンダ車の信頼性を考慮するとまず問題とはならないと思われます。

最後は「トランスミッションがAT」ということで、5速もしくは6速トランスミッションではなく4速ATとなっていて（これもMTへ、こういった様々な条件が重なって「比較的買取価格が安かった」のだそう。

ただしこのNSXは無事故とのことで、であればこういった条件を考慮したとしても「かなりいい」買い物出会ったことは間違いなく、しかも今後価値が下がりにくいクルマであること、むしろ価格が上がる可能性のほうが高いクルマであることを考慮すると、売却時にも相当にいい値で引き取ってもらえるのかもしれません。

合わせて読みたい、ホンダNSX関連投稿

参照：Reddit