| ポルシェ、VW、アウディ、ランボルギーニに続いてマツダまで |
他社製品のコピーで有名な中国の自動車メーカー、Ztoye。
これまではポルシェ・カイエンのクローンで知られていますが(実は他にもアウディ、VWなど色々とパクっている)、今回はマツダCX-4を果敢にコピー。
今までも様々な批判を受けているはずではあるものの、それでも模倣を続けるというのは驚き以外の何ものでもありません。
なお販売はZotyeの新ブランド、「Tram」から発売されると言われ、現時点で名称は不明(コードネームはMA501)。
ある意味その勇気には脱帽
マツダ「CX-4」は今のところ中国専用モデルで、「マツダ・コエル・コンセプト」の市販バージョン。
クーペスタイルのクロルオーバーということになり、なかなかにスタイリッシュな外観を持っています。
こちらはマツダCX-4(本物)。
中国を意識したのか、(ほかのモデルとは異なり)ちょっとヌルっとしたデザインですね。
CX-4のサイド。
こちらはZotye。
全体的なプロポーション、サイドウインドウの形状、ドアミラーの形状など「そっくりそのまま」。
CX-4のリア。
こちらはZotye版。
類似点はあげればキリがないほどですね。
多くの中国メーカーが「模倣」からスタートしているものの、現在では多くが「コピー」から脱却して独自性のあるデザインを手がけるようになっていますが、それは「そのほうが売れるから」だと考えられます。
当初は手近な手本として日本や欧米の車をコピーしたのだと思われますが、中国人は基本的に「中国好き」であり、かつ独自の嗜好を持っているのも確か。
そこで実力をつけた中国の自動車メーカーが「中国で売るには、輸入車の真似ではなく中国っぽいデザインにしたほうがいい」と気づいて「中国人受けする」デザインを採用し始めているのが現状だと思われ、しかしZotyeはじめいくつかのメーカーはいまだ「コピー」から抜け出せない(そのつもりもない?)状態。
いずれは淘汰されて(こういったパクリメーカーは)消え去るのだとは考えられますが、中国自体がパクリに対して寛容、かつ訴訟においてもオリジナルが負けるケースも多く、この(パクリ)風潮はそう簡単になくならないかもしれません。
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恐ろしいのはこのコピーメーカー、Zotyeとフォードが提携を行うこと。
フォードもこういった事情は把握済みと思われますが、中国市場はそうまでして「獲りたい」マーケットだということなのでしょうね。
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VIA:CARNEWSCHINA