| 実際にS30風のフロントを持つ新型フェアレディZのプロトタイプが公開されたというが |
さて、日産が新しいブランドロゴを商標登録したということはすでにお伝えしていますが、それと同時に登録されたのが新しくなった「Z」ロゴ。
ただ、「新しい」といっても過去の「Z」ロゴを思い起こさせるデザインとなっていて、ややレトロに回帰したような印象も受けます。
それでも新たに「Z「」ロゴが登録されたということは、ついに新型フェアレディZが登場するということを意味するのだと思われ、またひとつ「期待のニューモデル」が増えたということになりますね。
これまでの「Z」ロゴはこんな感じ
ちなみに下の画像はS30時代のフェアレディZのロゴ。
今回登録されたロゴはこれによく似ていて、となると次世代Zは「先祖返り」となる可能性もありそう。
実際のところ、すでに次期フェアレディZは全米のディーラーミーティングにて披露されたとも報道され、「前はS30フェアレディZ、リヤはZ32風」という話も聞かれます。
ちなみにフェアレディZのロゴは世代ごとに変わっているようで、こちらはZ32(1989-2000)に採用されていたもの。
左はZ33(350Z / 2002-2008)、右はZ34(370Z / 2008~)。
やはりデザインが一新されて近代的なルックスが与えられたせいか、Z文字にもシャープなイメージが与えられています。
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どうなる次期フェアレディZ?
そこで気になるのが次期フェアレディZ。
ちょっと前までは、以前の「ラリー」イメージをリバイバルさせてスポーツカーではなくクロスオーバーになるという話もあったようですが、どうやらこれは「流れた」模様。
さすがに「Zがクロスオーバー」というのは、SUV大好きなアメリカ人といえど許すことはないかもしれませんね。※画像はGripzコンセプト
そして最新の報道によると、次期フェアレディZのプロトタイプはすでに全米のディーラーミーティングにおいてその姿が公開され、「フロントはS30風、リアはZ32風」という情報も。
これについて画像や公式発表はなく、もし事実だとしても「デザインスタディ」の域を出ていないと思われます。
ただ、今回登録された新「Z」ロゴがS30風であることを鑑みるに、新型フェアレディZ(Z35)については「レトロ要素」が取り込まれるのは間違いなさそうです。
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ちなみにシボレー・コルベットの顧客層は「ベビーブーマー層」だと報じられていて、その世代が成人する時期に販売のピークを迎え、そのままずっとセールスが落ちてきている、と言われます。
これが意味するところは、「いつまで経っても客層の中心がベビーブーマー層であり、あたらしい客層を取り込めていない」ということに。
つまり現在コルベットの客層は60〜70代が中心だと考えられ、フェアレディZもこれと同様の状況であることが考えられます。
ただ、コルベットはミドシップ化によってその顧客層を入れ替えようとしているのに対し、フェアレディZの場合は「これまでの客層にウケるよう」レトロ路線を目指すというところに相違があるようですね。
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VIA:MotorTrend