| 「前はS30、後ろはZ32」というウワサは本当だった |
日産は「9月15日に、フルモデルチェンジ万となる新型フェアレディZのプロトタイプを公開する」と発表したところですが、今回は日産のグローバルデザイン担当専務執行役員であるアルフォンソ・アルベイザ氏が自身のインスタグラムにて新型フェアレディZと思われるデザインスケッチを公開。
これを見ると「Z32フェアレディZ(300ZX)」そっくりのテールランプが見られ、今年初めに出てきた「北米の日産ディーラーミーティングにて新型フェアレディZのプロトタイプが公開され、フロントはS30、リアはZ32にそっくりだった」という話は本当だったんだな、と今更ながらに思い知らされます。※ドアハンドルは現行370Zと同様のレイアウトを持つように見える
Z32のリアはこんな感じ
なお、Z32(1989年〜2000年)のリアはこんな感じ。
上下2段となったテールランプ、そして内側にはやはり2段となったランプが確認できますが、これは今回公開された新型フェアレディZのリアビューとほぼ同じ。
加えて、テールランプ含むリアの面を囲む「パネル」のようなデザインも共通している、と考えて良さそうですね(ただし、新型フェアレディZではそのパネルがラウンドしているようだ)。
なお、ぼくはZ32に乗っていた頃、この内側のランプを加工して自作バックフォグを装着していたのですが、電流が思ったよりも流れすぎてヒューズを飛ばしてしまい、ヒューズを共にする配線を行っていたヘッドライトまで点灯しなくなり、夜に何も見えなくなって困った、ということを思い出します(なんとかフォグランプのみで走って家に戻った)。
そのほかのフェアレディZはどうなっているのか?
そこで気になるのが歴代フェアレディZのリヤビュー。
こちらはZ32の前のモデル、Z31後期(1986年〜1989年)です。
こちらはZ31前期(1983年〜1986年)。
その前のS130(1978年〜1983年)。
こちらは初代フェアレディZ、S30(1969年〜1978年)。
こうやってみると、S30〜Z31までは「台形」という共通したデザインを持っていることがわかり、Z32のみが独立した特殊なデザインを持つことがわかります。
よって今回のティーザー画像からは「Z32をイメージした」としかいいようがないリアを持つことが再確認できることになりますが、「なぜZ32」なのかは不明。
ぼく自身、Z32に乗っていたということもあって「歴代フェアレディZの中ではZ32が一番格好いい」と考えてはいて、しかし歴代シリーズの中でそこまで(世間一般に)大きなインパクトを残したわけでも、とくにリアビューが高く評価されたということも記憶にはなく(もちろん全体のデザインは非常に高い評価を得た)、よってZ32のリアが再現されるということについてはちょっと不思議に思うものの、同時に嬉しくもあります(これだけで、ぼくにとって新型ファエアレディZを購入する理由としては十分)。
参照:alfonsoalbaisa