現在購入できる最後の「ジュークR」！R35 GT-Rのエンジンを移植して700馬力を発生する公式チューンド・ジュークが再値下げして3100万円に

｜　おそらく今後、こういったジュークRのようなチューンドカーはもう登場しないだろう　｜

この価格であれば、中東のコレクターがヒョイと買いそうだが

さて、日産が2015年に発表した「ジュークR」。

これはコンパクトSUV「ジューク」にR35 GT-Rのパワートレーンやその他パーツを移植した「スーパーSUV」ですが、合計で5台が製造され、そのうち2台はクラッシュにて廃車に、そして2台は日産が所有し、最後の一台が（日産と共同にてジュークRを製造した）今回「再値下げ」にて売りに出されています。

ジュークRはこんなクルマ

ジュークRは日産R35 GT-Rのプラットフォームとエンジンをジュークへと移植したもので、初期では545馬力、その後（ジューク2.0）600馬力を発生したチューンドカー。

これを製造したのは日産と、日産のスペシャリストであるサヴァーン・ヴァレー・モータースポーツだと報じられ、2年にわたり合計5台が製造されることになり、ドライブトレーンは日産車でレースに参戦しているRML（レイマロック）からの供給を受けています。

製造されたのはプロモーション目的だとされますが、たしかに各地で「（フェラーリやランボルギーニなどの）スーパーカーを相手に」ショートサーキットを走り、スーパーカーを追い回したり追い抜いたりする様子が動画にて公開されていて、その存在感を見せつけることとなっていますね。

今回の販売価格は23万7941ユーロ

そして今回販売されているジュークRは「5番目」に製造された個体だとされ、ジュークRを製造したサヴァーン・ヴァレー・モータースポーツが「さらに」過激なチューンを施し、その出力はなんと700馬力。

別名「SVM 700R」とも呼ばれているようですね。

トランスミッションもR35 GT-R用の6速デュアルクラッチへと換装され、カーボンファイバー製のバンパー、ワイドボディキット、ボンネットなど、全般的なアップグレードが施されています。

ボンネット上のNACAダクトは「まんまGT-R」ですね。

エンジンはもちろんVR38DETT。

駆動輪は当然「前後4輪」、R35 GT-Rのホイールにブリジストン製のRE070R（フロントに255/40/R20、リアには285/35/R20）を装備し、ブレーキシステムはブレンボ製、ショックアブソーバーはナイトロン製。

この「005」ジュークRは当初64万9500ユーロ（日本円で約8430万円）にて売りに出されたものの買い手がつかず、その後には29万9999ユーロ（約3900万円）へと値下げされていますが、今回は23万7941ユーロ（約3100万円）へと再値下げされて販売中。

ちなみに2台のジュークRが（日産から）販売された際は2400万円くらいだったと報じられているので、この（ジュークRをさらにチューンした）SVM700Rはけっこうお買い得なのかもしれません。

日産ジュークRのインテリアはこうなっている

そしてインテリアに目を移すと、フルバケットシート、レース用のハーネスや特注のカーペット、消火器等が目に入ります。

もちろんガッチリとロールケージが組まれることに。

ステアリングホイール、メーターなど多くのパーツがGT-Rから移植されているようですね。

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