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日産新CEO「私はミニバンを作るために日産に入ったわけではない」。GT-Rの復活を明言し、シルビアの復活についても明確に触れる

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| 現在のところ、日産の未来は「まだ見えてこない」状態ではあるが |

現時点では「今までのプランに従い」行動しているように思えるが

ここしばらく日産では経営上の混乱が続き、その結果CEO含む経営陣の交代が相次いだうえ、提携先の行方も不透明な状況が続いていますが、しかしその中で希望の光となっているのが新CEOであるイバン・エスピノーサ氏。

同氏は真の「クルマ好き」であり、日産の未来に大きなビジョンを持っていることが報じられていますが、過去には「私はミニバンを作るために日産に入ったわけではない」と語り、スポーツカーに対して熱い想いを吐露したこともあるほどです。

そして、そのビジョンや情熱の対象は、かつて同氏が言及したシルビアのみではなく伝説のGT-Rの継続にも及んでいることが今回明らかになっています。

日産上層部が公式に「シルビアの復活」に言及。「難しいチャレンジですが、シルビア、フェアレディZ、GT-Rの3本柱が必要です」。2020年代末までに独自設計のEVとして発売
日産上層部が公式に「シルビアの復活」に言及。「難しいチャレンジですが、シルビア、フェアレディZ、GT-Rの3本柱が必要です」。2020年代末までに独自設計のEVとして発売

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「私たちは引き続きスポーツカーを開発してゆきます」

まず、イバン・エスピノーサ氏は今回カーメディアのインタビューに対して以下のようにコメント。

 「私たちは引き続きスポーツカーを開発してゆきます。これは日産のDNAの一部です。いつ、どのような形でとは言えませんが、GT-Rという名前が未来に残ることは間違いありません。」

日産は以前からGT-Rの継続を公言し、R35の後継モデルには「ゴジラ」のDNAが受け継がれることを約束しており、未来のGT-Rを示唆する「Hyper Force」というコンセプトカーも発表済み。

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しかし、経営陣の交代が相次ぐ中、「すぐに利益が得られる」SUVやコンパクトカー、ミニバンへと資金が回され「スポーツカーが後回し」となっていたのがこれまでの状況です。

しかし、今回カーガイであるイバン・エスピノーサ氏が日産のトップとなったことで状況が一変する可能性が高く、今回同氏は「もし日産の過去の車種から1台を復活させられるとしたら?」と問われた際、「シルビア、間違いなく。」と即答したのだそう。

日産上層部が公式に「シルビアの復活」に言及。「難しいチャレンジですが、シルビア、フェアレディZ、GT-Rの3本柱が必要です」。2020年代末までに独自設計のEVとして発売
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Image:NISSAN

これは同氏がグローバル製品戦略担当副社長だった昨年に語っていた内容と一致しており、当時、イバン・エスピノーサ氏は「非常に初期段階の開発作業に取り掛かっている」と述べシルビア復活の可能性を示唆していたので、同氏が日産CEOとなるいま、このプロジェクトが「加速する」と考えていいのかもしれません。

そしてこのシルビアに加えてGT-Rが復活し、さらには(度々ウワサされるように)「スカイライン」がスポーツカーとして新しく登場するならば、(トヨタがスポーツカーの投入によって再評価されたように)日産も再び脚光を浴びる日が来るのではないかと考えています。

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参照:CARBUZZ, Automotive news

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