| スバルはどうやら「抑えるべきところ」ではコストを抑えてきたようだ |
ただしアメリカ人はインフォテイメントシステムに対して強いこだわりを持つ場合も
さて、海の向こうでは新型スバルWRXが発表され、早速カーメディアによる実車レビューが登場。
ぼく的に新型スバルWRXはかなりイケてると考えているのですが、どうも評判は芳しく無く、アメリカでは「失敗が目に見えている」と表するメディアも登場しています。
その批判の多くは「レヴォーグと代わり映えしない顔つき」「安っぽい樹脂パーツ」「ホイールが小さい」という部分に終止しているものの、ぼくはレヴォーグのフロントを気に入っており、樹脂パーツも大好きなので全く問題はないという印象。
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新型スバルWRXのディティールを見てみよう
そこで現地カーメディアが公開した動画レビューを見てみたいと思いますが、まずはフロントから。
グリル類はヘキサゴン(六角形)をモチーフとしていて、メインのフロントグリル内メッシュは立体的な構造を持っています。
フードスクープから入ったエアは確実にインタークーラーへと当たるようにガイドも設置。
そして問題のフロントフェンダーですが、ちゃんとスリットからエアが抜ける構造に。
拡大するとこう。
フィンは別体パーツで構成されていて、けっこうなコストがかかっていることもわかります。
なお、表面にはBRZで採用された「空力テクスチャ」のような加工が施され(BRZとはちょっと柄が異なるようだ)、やはりコストをかけている模様。
ただ、そのぶん「塗装するとなると」この凹凸をパテ埋めで消す必要がありそうです。
このアーチ部分もグリルと同じく「ヘキサゴン」をモチーフにしていて、おそらくスバルとしては「労力もお金もかけた」入魂のパーツだと思うのですが、しかし市場には「わかってもらえなかった」ということになるのかもしれません。
リアバンパーの下部中央には謎のメッシュグリル。
アフターマーケットでは、この部分を「F1風のランプ」に変更するキットが人気化しそうですね。
なお、樹脂部分(面積)が多すぎという声もあるようですが、ここもぼくとしては「むしろこのほうがいい」と考えています。
リアアンダーにはディフューザー風のフィンがあるものの、形状そのものは「ディフューザー」ではない模様。
サイレンサー、テールパイプは美しい輝きを放ち(まさかステンレスではないと思う)、テールパイプは「筒を切りっぱなし」ではなく、厚みのある構造です。
このテールパイプを見るに、「コストをかけるところにはかけている」ということを見て取れ、よってフェンダーの樹脂パーツも「コストを下げようとした結果ではない」と考えるべきだと思います。
新型スバルBRZのインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型スバルWRXのインテリア。
基本的にはレヴォーグと多くを共有しているようで、ぼくとしてはむしろ内装において「コストダウン」を感じます。
たとえばメーターはデジタルではなくアナログと液晶とのコンビであったり、パーキングブレーキが電気式ではなく「手動」なところなど。
カーボン調テクスチャもちょっと「安っぽい」と思う部分です。
反面、レザーの質感、ステッチはなかなか良さそう。
マニュアル・トランスミッションの装備や・・・。
レカロシートもナイス。
この11.6インチのタッチ式インフォテイメントシステムもいいですね。
ドライブモードはここで細かく設定可能。
これはスマート!と思いきや・・・。
エントリーグレードでは全然スマートじゃない二画面ディスプレイ。
アメリカ市場ではインフォテイメントシステムを重視する傾向があるそうなので、ここはエクステリア以上に非難が集中するかもしれません。
新型スバルWRX新型の内外装レビュー動画はこちら
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