| 驚くべきことにFJクルーザーも現役モデル |
70系ランドクルーザーというと従来型メルセデス・ベンツGクラス、先代ランドローバー・ディフェンダーとともに「80年代のオフローダー」を代表する一台。
70系ランクルは1984年に発売されていますが、日本国内では1989年に80系、1999年には100系、2007年には現行200系へと移行しています。
なお、70系ランクルは「発売30周年」を記念し、2014年8月25日から2015年6月30日までの期間限定モデルとして復活したものの現在は新車で(当然)購入できず、しかし驚くべきことに南アフリカではまだ70系が現役で販売されている、とのこと。
南アフリカでは76/79ランドクルーザーが新車で購入できる
そして南アフリカでは「さらに」70系ランドクルーザーのラインアップを拡充しており、今回ニューモデルとして”ランドクルーザー79 4.5D V8 D/C ナミブ”が追加されています(邦貨換算で670万円くらい)。
なお、ナミブとは南アフリカに至る砂漠のことで、現地サン民族の言語で「何もない」という意味だそう。
ちなみにランドクルーザーだと76、79、そして200も販売されるほか、FJクルーザーも未だ現役のようですね。
土地柄を反映してかランドクルーザープラド、ハイラックス、RAV4、C-HRなどSUVのラインアップが多い模様。※トヨタ南アフリカのカーラインアップはこちら
ランドクルーザー79 4.5D V8 D/Cナミブに搭載されるエンジンは4.5リッターV8ターボディーゼルで、出力は205PSP。
標準モデルに比較してサスペンションが強化され、タイヤがクーパー製ディスカバーS/T Maxxに変更されているようですね。
外観上の特徴だと「Land Cruiser NAMIB」バッジや専用グリル/グリルガード、シュノーケル、アディショナルランプ、トーイングバーの装着といったところ。
シートは専用のキャンバス製カバーが装着。
70系といえども最新のカーナビ、タッチ式インフォテイメントシステムも与えられています。
ルームランプはLED!
南アフリカではこんなランドクルーザーが販売されている
そこで気になるのが、南アフリカでは他にどんなランクルが売られているのか?ということ。
まず、76系ランドクルーザーだとこう。
グレードは「LC76 4.5ディーゼルV8 SW」のみで、ボディカラーはアイボリーホワイト、サテンシルバーメタリック、グラファイトグレーメタリック、ルビーメタリック、サンドベージュ、ゴールデンベージュメタリック、ダークブルーが選択可能。
エンジンは4.5リッターディーゼル、トランスミッションは5速マニュアル。
価格は邦貨換算にて580万円くらいの設定です。
こちらは79系ランドクルーザー。
「LC79 4.2ディーゼルSC」「LC79 4.5ディ^ゼルV8 SC」「LC79 4.0 SC」「LC79 4.5ディーゼル V8 DC」「LC79 4.2ディーゼルDC」「LC79 4.0 DC」がラインアップ。
ボディカラーは76系ランクルと同じです。
価格は邦貨換算にて430万円から。
「日本に輸入して新車で乗れれば」と思うものの、もちろん現在の日本での規制をクリアすることは難しく、現実的に日本で新車の70系ランドクルーザーに乗るのは難しそうです。