| ここまでこだわったサビ風カスタムはいままでになかった |
さて、これまでも様々なサビ風のラッピングを紹介してきましたが、なんと今回は「サビ風の”塗装”」。
これは19年の経験を誇るペンキ職人の「painter shige」さんが自身のインスタグラムに公開したもので、トヨタ・ウィッシュのボディ上に、”エイジング塗装”と”グレーズ技法”とを駆使して再現したものだそう。
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もともとは普通のウィッシュだった
こちらがもともとのトヨタ・ウィッシュ。
メタリックブルーのボディカラーを持っていたようですが、まずは(アイスの)パルムカラーに塗り替えられています。
その後は赤錆風にチェンジ。
刷毛や海綿を使用し、手作業にてサビの質感を表現しているようですね。
そこからは「フローズン」風に。
そして完成したのがこちらの最新版。
よくよく見ると相当なこだわりが見え、フロントバンパーにはリベットが打たれていたり、ボディサイドには「PAINT-HONDA」の立体文字と周辺のサビ加工、ルーフラックのベース部分までもにサビ風塗装が施されています。
しかもルーフは焼けたかのように一面赤錆処理がなされ、これもまたよく考えられているなあと感じるところ。
ガーニッシュ、エンブレム、グリル内のルーバーにもサビ加工が施され、これらはラッピングでは再現し得ないものですね。
なお、ところどころ「塗装が剥離(浮いている)」ような加工までもが用いられています。
ほかにはこんな「サビ」加工も
なお、こういったサビ加工は世界中のあちこちで人気があるようで、北米や欧州、中国やロシアからも続々参戦中。
ぼくは「パトカー風」「サビ風」「ミリタリー風」カスタムに一度は挑戦したいと考えていますが、今回のような魂のこもったカスタムを見ると「いっちょサビ風カスタムをやってみるか」という気持ちがムクムクと頭をもたげることも。
実際に加工するのであれば、もとに戻せるようにラッピングを選ぶことになるかと考えていて、しかしその費用は50万円程度は(最低でも)見ておく必要があり、コストの高さからさすがに躊躇してしまいます。
こちらのジープ・ラングラーはヒンジやアンテナまでもがサビ加工された個体ですが、リフトアップにタイヤ交換、グリルガード装着などによってワイルドな雰囲気に。
インテリアもそれに応じた「サビ」仕様を持っています。
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こちらは単なるサビではなく、「ペイントしたグラフィックが経年劣化でハゲてきた」風の加工が施されたダッジ・チャレンジャー。
フォグランプカバーなど細かいところにまで手が入っていますが、逆にホイールやブレーキキャリパーが「ピカピカの新品」であり、それが一層サビを際立たせているようですね。
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こちらはリバティーウォークのフルエアロ+ローダウンに退色加工が施されたマクラーレン650S。
単なるサビや退色加工だけではなく、なんらかのカスタムを加えると、一気にその世界観が加速するようにも思います。
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一方、打って変わって「石」風のボディを持つようにカスタムされたポルシェ911。
まさにイマジネーションは無限ということですね。
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VIA:Paniter Shige