| しかもレクサスとトヨタは3位以下に大きく点数面での差をつけている |
反面、ここ最近品質評価の高い韓国車とアメ車の評価は高くない
さて、クルマは「売っても買っても損をする」とはよく言われるものですが、新車で購入すれば登録しナンバープレートを取り付けた途端に多くの価値を失い、中古車で購入したとしても「トラブルの可能性」を秘めており、損をしないようにクルマを売り買いするのは至難のワザかもしれません。
そこで今回、コンシューマーレポートが「中古車の信頼性ランキング」を作成しており、ここからは「買ってもいい中古車ブランド」「買ってはいけない中古車ブランド」を見て取ることが可能です。
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米コンシューマーレポートが「信頼性の高い自動車ブランド」ランキングを公開。例によってトヨタとレクサスが1-2フィニッシュ、上位10のうち7つがアジア勢
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「中古車の信頼性ランキング」はこうなっている
以下がコンシューマーレポートの集計した「中古車の信頼性ランキング」ですが、これは登録から5~10年の間のクルマの信頼性をまとめ、26のブランドをランキング表示としています。
- レクサス・・・75点
- トヨタ・・・72点
- マツダ・・・59点
- アキュラ・・・57点
- ホンダ・・・55点
- ビュイック・・・47点
- BMW・・・46点
- スバル・・・46点
- 日産・・・45点
- メルセデス・ベンツ・・・43点
- キャデラック・・・42点
- ミニ・・・42点
- リンカーン・・・42点
- フォルクスワーゲン・・・41点
- ボルボ・・・40点
- アウディ・・・39点
- ヒョンデ・・・38点
- シボレー・・・38点
- キア・・・38点
- フォード・・・36点
- GMC・・・36点
- ラム・・・35点
- ジープ・・・32点
- テスラ・・・30点
- ダッジ・・・28点
- クライスラー・・・27点
このランキングを見ると「なるほど」と思えるもの、逆に「意外」と感じるものもありますが、やはり全車の代表格は「レクサス/トヨタ」。
これらは新車の品質や満足度、そして「また買う」という調査においてもトップランクに位置しており、この2ブランドはもう死角なしといったところかもしれません。
一方、ここ最近の品質調査でランクを上げているアメ車そして韓国車は今回の調査では総じて低いポジションにありますが、これは「品質が改善したのがこの数年」であり、よって「5-10年落ちの中古車」にはまだ品質向上の成果が現れていないのだとも考えられます。
なお、テスラが24位に入っているのもかなり意外ではありますが、テスラも比較的新しいブランドであり、「初期の頃の品質」がこの調査において足を引っ張っている可能性もありそうです。
そして「信頼性」とは直接の関係がないかもしれませんが、今後各自動車メーカーにて「EVの販売比率」が高くなってきた場合、バッテリーの劣化が早いブランド、そしてガソリン車に比較して性能劣化の激しいEVは中古市場にて敬遠される可能性を否定できず、今後の様々な調査になんらかの形で影響を及ぼすことになるのかもしれません。
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