| アストンマーティンの新型車がこれ以上出てくるとはちょっと考えにくいが |
ただし巨額投資を得てさらなる積極展開を行う可能性も
さて、サウジアラビアの投資ファンドから資金を獲得し、「8度目の倒産」を免れたとされるアストンマーティン。
今回は4秒という短いティーザー動画をツイッターそしてFacebookなど自社のSNSへと投稿しています。
このティーザー動画からは、一体何を予告しているのかがわからないようになっていますが、おそらくは「サーキットに関連した」ニューモデルであるようで、「ハートビート、レッツ・レース。アストンマーティンの新しい定義がもうすぐ到着する」という文字、そして心臓の鼓動のように脈打つパルスが視覚化された映像が見られます。
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アストンマーティンは一体何を発表?
なお、アストンマーティンは現在ハイパーカーとして「ヴァルハラ」をリリースする予定で、これは2024年に発売されると言われています。
ただしこちらはすでにかなり多くの部分が明かされているので、今回のティーザー動画が示すように「新しい定義」とは捉えにくく、となるとやはり別のニューモデルである可能性も。
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そのほかに考えられるのはミドシップ化されるという新型ヴァンキッシュではあるものの、こちらは2025年に発表とされており、となるとこの段階での発表もまずなさそう。
新型車ではなくなんらかの「計画」?
そうやって考えてゆくと、アストンマーティンが直近で発表するモデルが何があるのかについては想像が難しく、であればなんらかの「計画」である可能性も。
ただしアストンマーティンはすでに「レーシンググリーン」なる計画を発表しており、これに含まれない「追加での」計画をリリースするのかもしれません。
ぼくとしてはですが、いったんは参戦を表明し、しかし財政状況の悪化によってプロジェクトを撤回した「ル・マン24時間レース”ハイパーカークラス”への参戦」再表明であればいいのになあ、とも考えています。
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アストンマーティンによる「新しい定義」ティーザー動画はこちら
Heartbeat, let's race.
— Aston Martin (@astonmartin) July 18, 2022
A new definition of Aston Martin arrives soon.#AstonMartin pic.twitter.com/0ndOxVQ711
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参照:AstonMartin