>韓国の自動車メーカー

サイドウインカーの発光面積は自動車史上最大!ヒュンダイの高級車ブランド「ジェネシス」よりフラッグシップ「新型G90」が登場

2021/12/01

サイドウインカーの発光面積は自動車史上最大!ヒュンダイの高級車ブランド「ジェネシス」よりフラッグシップ「新型G90」が登場

| 競争厳しい高級車市場にて、ヒュンダイ(ジェネシス)がどれくらいの競争力を発揮するのかは興味があるところ |

ジェネシスの最大の武器はその「デザイン」(とプロモーション費用)

さて、韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)の高級ブランド、ジェネシスがフラッグシップモデルである「G90」を発表。

ただしこれはフルモデルチェンジではなく、メジャー・フェイスリフト(日本でいうところのビッグマイナーチェンジ)となるものの、見た目の印象としては「まったくのブランニューモデル」。

ちなみにジェネシスは過去に他モデルでも「フルモデルチェンジ級のフェイスリフト」を行っていますが、その目的はジェネシスブランドとしてのデザインアイデンティティの統一にあると思われ、それだけデザインを重視している、ということになりますね。

ジェネシスのデザインは「丸っこく」?

なお、普及価格帯であるヒュンダイブランドのクルマは「個々の個性を尊重して」モデルごとに独立したデザインを与える傾向にあるものの、高価格帯のジェネシスブランドとなると話は別で、これまでのラインアップのいずれも共通したデザイン言語を持っているもよう(やはりプレミアムカー市場におけるブランドのプレゼンスは重要だと思われる。トヨタとレクサスの関係を見ても明らか)。

今回の新型G90については「丸っこい」なめらかなデザインを持っていますが、これは先ごろ発表された「GV60」にも共通するイメージであり、つまりジェネシスは今後こういった雰囲気を押し出してゆくということになりそうです。

genesis-g90  (2)

ヒュンダイが高級EV「ジェネシスGV60」発表!「過剰デザイン」「過剰演出」がライバル対抗のために選んだ手段のようだ
ヒュンダイが高級EV「ジェネシスGV60」発表!「過剰デザイン」「過剰演出」がライバル対抗のために選んだ手段のようだ

| やはり見た目は大事。現代においてはかなりな訴求力を持つと思われる | ジェネシス特有の「ツーライン」「分割クワッドランプ」は健在 韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)の高級車ブランド、ジェネシスより「初」の ...

続きを見る

参考までに、ジェネシスおよびヒュンダイのデザインを指揮するのはかつてランボルギーニやベントレーにてその手腕を振るったルク・ドンカーヴォルケ氏で、同氏はヒュンダイとジェネシスを「日本車や欧州車と戦えるレベルに押し上げる」ためにデザインを最大の武器と捉えているようにも思えます(実際のところ、技術面で日本車やドイツ車を追い抜くことは難しく、その戦略は正しい)。

ヒュンダイへと移籍後に辞任した元ランボルギーニのデザイナー。ヒュンダイがその功績を高く評価し破格の条件にて呼び戻すことに

| ルク・ドンカーヴォルケ氏は現在のヒュンダイ、ジェネシスの”顔”を作った人物であるのは間違いない | さて、少し前にヒュンダイのデザイン部門責任者を(2020年4月に)電撃辞任したルク・ドンカーヴォ ...

続きを見る

genesis-g90  (3)

そして新型G90でも限りなく「デザイン」を追求

よって今回のG90においても「デザイン」を追求することになりますが、まず感じるのは上で述べたような丸さとスムーズさ。

ジェネシスではこれを実現するためにクラムシェル型のボンネットを採用してフロントをスッキリ見せ、さらにはヘッドライトやフロントグリル、そしてサイドウインカーをボディとツライチにマウント。

さらにはヘッドライトとサイドウインカーはその幅や間隔、高さを揃えるという念の入れようです。

genesis-g90  (6)

加えてドアハンドルはフラッシュマウント、そしてテールランプはバンパーとボディとの境界と統合し、その境界線はトランクフードのラインとも一致しています。

こういった「使用する線を限りなく少なく」「どうしても必要な継ぎ目はデザインとして活用する」という傾向は同じグループのキアにも見られ、ヒュンダイはグループあげてこういった方向性へと動いている、ということですね。

韓国キアがデザイン特化型電気自動車「EV6」発表
韓国キアがデザイン特化型電気自動車「EV6」発表!デザインにこだわるのはいいが、仕上げの品質が甘いと逆に低級さを露呈させてしまうことになりそうだ

| キアはもともとデザインに対して強いこだわりを持つ自動車メーカーもである | さて、ヒュンダイグループ傘下にあり、そしてアップルカーの製造を担当するとも報じられたキアが新型EVを発表。その名をEV6 ...

続きを見る

逆に「おや」と思ったのはテールランプが「ダブルライン」ではないことで、むしろ普通のデザインを持つこと。

これについても理由があるのだと思われますが、ちょっと不思議に感じる部分です(テールランプの下に入るストリップが”ダブル”を演出しており、発光するとダブルには見える)。

ただ、これによって「フロントは丸く、リアはシャープ」という、1台の中で異なるイメージを演出するのに成功しているようでもありますね。

genesis-g90  (5)

ジェネシスG90にはロングホイールベースも投入

なお、ジェネシスG90にはロングホイールべース車が投入され、オフィシャルフォトだとホワイトの個体が通常版、そしてネイビーの個体がロングホイールベース。

もちろんこれはメルセデス・マイバッハやアウディA8L等に対抗するためのもので、ジェネシスの本気が感じられるところ。

今回は外装の画像が公開されたのみであり、インテリアの画像や各種数値、ドライブトレイン、価格について発表はなく、よってこの新型ジェネシス90がどれくらいの競争力を発揮するのかはわかりませんが、市場にどれくらいのインパクトを与えるのかについては注視したいと思います。

genesis-g90  (4)

合わせて読みたい、ジェネシス関連投稿

ヒュンダイ・ジェネシスGV70
ヒュンダイがもっとも期待をかける新型SUV「ジェネシスGV70」正式発表!指紋認証などライバルを凌駕する装備、高いデザイン性にてライバルに挑む

「ジェネシス」ブランドにて本格的にプレミアムカーセグメントへの参入をもくろむヒュンダイですが、今回は新型SUV、GV70を発表。先に発表されたGV80の下に位置するクルマということになりますが、GV8 ...

続きを見る

ヒュンダイが「ジェネシスG70シューティングブレーク」発表
ヒュンダイが「ジェネシスG70シューティングブレーク」発表!セダンよりもワゴンボディのほうが格好良さそうだ

| ジェネシスはいつの間にかこれで「5モデル」に | さて、ヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」がはじめてワゴンボディを投入。なお、ワゴンボディは主に欧州で人気があると言われ、一般にアメリカでは不人 ...

続きを見る

ヒュンダイ・ジェネシスG80
え?前後ブレーキキャリパーのカラーが違う?ヒュンダイが奇妙な仕様が盛りだくさんの新型ジェネシスG80を発表する

| 実車でもブレーキキャリパーのカラーが前後で異なるのか、公式イメージがCGのため”加工し忘れ”なのかはわからない | そのほか、スポーツグレードなのにメッキパーツが盛りだくさんなど「不思議」なクルマ ...

続きを見る

参照:Hyundai

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->韓国の自動車メーカー
-, , , , ,