今回、香港の訪問にあたり宿泊先はペニンシュラ香港。
宿泊者はロールスロイスの送迎サービスを利用できるため、事前申し込みの上活用してみることに。
空港に到着し、飛行機を降りると空港職員がぼくの名前を書いたカードを掲げてお出迎え。
ここからほかの乗客とは別行動となり、電動カートに乗って入国審査まで移動(通常は空港内のトラムに乗って移動する)。
これが非常に快適で、このあたりは特別扱い感がありますね。
女性二人が全席に乗っていますが、一人は運転手、もう一人がアテンダント。
入国と手荷物受取はほかの乗客と一緒ですが、保管乗客よりも早く入国審査に到着するので、そのぶん並ぶ時間は少ないですね。
手荷物を受け取り、アテンダントと一緒に到着ロビーに行くと、今度はペニンシュラ香港の人がお出迎え。
この人が手荷物を持ってくれ、「リムジン・ラウンジ」と表示のある出口へ行き、エスカレーターを降りて下に向かいます。
そして車寄せへ到着。
奥のほうに何台かペニンシュラ香港のロールスロイス・ファントムが待機しており、そのうちの1台が料金所ゲートをくぐり、こちらのほうへやってきます。
わかってはいますが、ファントムの異常な大きさには驚かされますね。
車のドアを開けてくれ、荷物(ポルシェリモワ)をトランクに入れてくれ、いざ出発。
空港からホテルまでは約40分ほど(距離はさほど無いのですが、現在工事中の区間があり渋滞がある)。
このロールスロイス・ファントムはペニンシュラ香港の特注で、内外装がスペシャルカラーにペイントされたもの。
外装はペニンシュラ・グリーンにゴールドのストライプが入ります。
内装は本革とウッドがふんだんに使用され、カーペットも毛足が長いもの。
座席下にはストレージがあり、飲み物やおしぼりがあります。
USBチャージャーはBMWのオプションをそのまま使用しているようですね。
足元は当然ながら非常に広く、全席のシートレールまでクローム。
頭上にはモニタ、Cピラー内側には鏡と照明があります。
前席バックシートにはペニンシュラ・ホテルの案内も。
なおペニンシュラ香港は、同じペニンシュラ・グリーンに塗られたミニ・クラブマン、そしてトヨタ・アルファードを保有しています。
走行中はさすがに快適で、先日試乗したメルセデス・マイバッハよりもかなり上質な乗り心地ですね。
ドライバーは空港で待ってくれていた人とは別で、イケメンのおしゃれな若者。
極めて安全かつスムーズな運転です。
時々となりにメルセデス・ベンツSクラスが並走したりしますが、車高がファントムとは全然違い、かなりロールスロイス・ファントムのほうが高いですね。
それもそのはずで、このファントムの車高は1665ミリ。
なお全長は6085ミリ、幅1990ミリ(メルセデス・ベンツやBMW、ポルシェ、アウディ、ジャガーの最も大きなセダンでも5メートルをちょっと超えるくらい)。
香港には小型バスが多く走っていますが、そのバスよりもファントムは大きな全長と幅を持っているようですね(二台が並んでいるのを見るとロールスのほうがバスよりも大きい)。
そしてペニンシュラ香港に到着。
ロールスロイスの送迎を申し込んだからか副支配人が車寄せで出迎えてくれ、わざわざ部屋まで案内してくれて部屋で(レセプションで並ばずに)チェックイン手続きを行うことに。
とにかくデカイロールスロイス。
このロールスにポルシェリモワたったひとつでチェックイン、というのもちょっと勿体無いような気もします(スペースの無駄遣い)が、たまにはこういった贅沢も良いでしょう。
空港到着時から特別対応になりスムーズに移動できるということを考えると、このロールスロイスの送迎サービスは非常におすすめ。
レンタカーでロールスロイスを借りたとしてもこれ以上の金額は必要になると思われますし、時間効率を考えてもお得なサービスと言えるでしょう。
そして、せっかくペニンシュラ香港に宿泊するのであれば、到着の時点から特別気分を楽しんだほうが良さそうですしね。
いつもであれば飛行機を降りてトラムに乗って入国審査を通り、自分で荷物をピックアップして電車のチケットを買ってエアポート・エクスプレスに乗り、九龍駅についたらエアポート・エクスプレスの無料バスに乗ってホテル、という流れ。
ですがロールス・ロイスの送迎バスだと飛行機降りる→電動カートで入国審査→入国審査を通る→荷物ピックアップ→ロールス・ロイスでホテルの入口まで、というように極端に楽になるわけです。
なおペニンシュラ香港では14台のロールスロイスを保有しており、けっこうフル稼働しているようですね。
車寄せには多くの高級車が停まっていますが、ロールスロイス・ファントムのオーラは格別です。