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イタルデザインがガルウイング4シーター「ダ・ヴィンチ」発表!ショー終了後に別の自動車メーカーからこれが発表されるというウワサも

2019/03/01

新興自動車メーカーがイタルデザインに開発と生産を委託?

イタルデザインが先般よりティーザーキャンペーンを展開していた新型車ですが、ジュネーブ・モーターショーに先駆けオンラインで公開され、その名称が「ダ・ヴィンチ・コンセプト(DaVinci Concept)」となることが発表に。

昨日発表されたイラストのバックが確かに「レオナルド・ダヴィンチっぽい」とは考えていましたが、まさか本当その名がダヴィンチになるとは、という感じです。

ダ・ヴィンチは現段階で「コンセプト」にとどまるが

なお、今のところではダ・ヴィンチ”コンセプト”という名称ではあるものの、内外装を見るに十分「発売可能な」もの。

分類としては「4シータークーペ」となりますが、やはり最大の特徴はその美しさよりも「巨大なガルウイングドア」。

これによって乗降が容易になると思われ、そして同時になんともいえないラグジュアリーな雰囲気も演出しているようですね。

なお、フロントグリルのフレームは複雑な構造を持ち、その厚みの中にスリットを持つようです。
さらにはフロントリップ上部にもエアインテークのようなものが見られ、これはリアウインドウ下端にも反復されているので、このスリットというかダクトはダ・ヴィンチ・コンセプトにおける重要なデザインエレメントなのかも。

そしてフロントやサイドの優雅な雰囲気に反してリアには巨大なディフューザーが装備。
ただしテールパイプは見えず、「フルエレクトリック」をイメージしているのかもしれません。

シルエットを見るに、ベースはアウディA7スポーツバックであるかのような印象ですね。

イタルデザイン「ダ・ヴィンチ・コンセプト」のインテリアはこうなっている

そしてこちらがダ・ヴィンチ・コンセプトのインテリア。
水平基調のサッシュボードが特徴的ですが、メーターは液晶、そして助手席側にも液晶パネル。

センターコンソールにはタブレット型のインフォテイメントディスプレイが見えますね。

そしてダッシュボード上には「透過式」インジケーターも。

センターのパネルではエアコンやシート温度の調整を行うようですが、ロータリーコマンダーも装備され、その周囲は鍛造カーボンファイバーが使用されていることがわかります。

なお、このダ・ヴィンチ・コンセプトについて、Autocarによるとイタルデザインからの市販は考えられておらず、しかし「若干の変更を加え」ほかの自動車メーカーから発売される可能性がある、とのこと(こういった話が出るからには、”どのメーカーから”発売されるのかは決まっていると思われる)。

加えてパワートレーンについては4リッターV8+4WD、そして2モーターにて全後輪を駆動するピュアエレクトリックモデルの2車種が発売される、とも言われています。

これが事実だとすると、今回まずイタルデザイン名義でダ・ヴィンチ・コンセプトを発表した理由は不明ではあるものの、このダ・ヴィンチ・コンセプトを発売するメーカーは「あまり名が知られておらず」、よってイタルデザインがここでその姿を広めた後に(そのほうが注目されやすい)自社で発売するほうが得策だと考えたのかもしれません。

そしてイタルデザインについても、ジュネーブ・モーターショーにてダ・ヴィンチ・コンセプトを発表し、その後に他メーカーからこのクルマが発売されれば、「イタルデザインは高いデザインレベルと開発/生産技術を併せ持っている(そしてそれらを委託できる)」ということを知らしめることができるという判断なのかもしれませんね。

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