| BMWは昔からメーターにはこだわらないメーカーだった |
BMWが最新世代となる「デジタルメーター」を公開。
BMWはこれまでメーターに注力する様子があまりなく、最近まで「80年代とあんまり変わらない」メーターを使用してきた、という現状が。
奥行きもなくインデックスも平面という、何の変哲もないメーターをずっと採用してきましたが、最近になりその方向性も変化している模様。
実際に新しいモデルのいくつかはデジタルメーターを採用しており、今後に期待できる様子も見られますね。
「追いついただけ」で先には行けないのがBMW
逆にメーターにこだわるメーカーとしては「メルセデス・ベンツ」。
モデルごとにメーターを変えたり(BMWはこれをしなかった)、特にスポーツモデルにおいては「奥行きのある」メーターを採用するなど「さすがよくわかってる」と感じさせるところも。※その割にぼくはメルセデス・ベンツを1台も購入したことはなく、BMWは3台も買った
そして現在主流となっているデジタルメーターをかなり早い段階で採り入れたのもメルセデス・ベンツ。
「デジタルディスプレイにアナログ指針を表示させる意味がわからない」と当時批判されたものの、結局のところ多くのメーカーがそれに倣っており、メルセデス・ベンツは当時「新しすぎた」、そしてそのため「周囲がついてこれなかった」ということが今になってわかります。
なおアウディも比較的メーターを重要視していて、アナログであってもエンジン始動時に一旦針が限界まで振り切れる「スイープニードル」を早くに導入していますね。
それと同様にBMWはインフォテイメントシステムにおいてもあまり重要だと(最近まで)考えていなかったようで、それに加えて内装デザインやアンビエントランプについても同じ。
その間にメルセデス・ベンツは最大で25インチのモニターを持つメーターやインフォテイメントシステム、アロマ連動の内装ムードランプを持つに至り(フォルクスワーゲンは27インチですが)、アウディは「バーチャルコクピット」を装備。
インターフェースについてもメルセデス・ベンツはMBUXを新型Aクラスから採用しています。
つまりはずいぶん「出遅れた」感のあるBMWですが、今回公開された新型メーターやインフォテイメントシステムは「8シリーズ」「X7」あたりから採用されることになりそうです(もしかするとZ4も)。