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フォードGTに18kg軽くなる新オプション「カーボンシリーズ」登場。装着にはフォードへの申請と厳しい審査が必要

2018/10/31

| フォードGTが新たなオプション「カーボンシリーズ」を公開 |

フォードが「GT」にスペシャルエディションとして”カーボン・シリーズ”を追加する、と発表。
その名の通りカーボンファイバーを多用したスペックを持ち、それらカーボンパーツによって18キロのダイエットに成功。

実際に軽量化に貢献するのはカーボンパーツだけではなく「ポリカーボネート製のリアウインドウ」「チタン製ホイールボルト」といった専用パーツの採用も効いているようですね。

カーボン製ホイールを標準装備

フォードGTはその骨格にもカーボンファイバーを使用するなど、もともとカーボン使用率の高いクルマ。
それに加えて今回の「フォードGTカーボン・シリーズ」については、カーボン製ホイールを追加し、さらにボディパネルのカーボン柄が見えるようにデザインされたダブルストライプが外観上の特徴となっています。

ボディカラーについては画像の「グレー×レッド」が標準で、センターストライプ、ドアミラー、ブレーキキャリパーのカラーとして「ブルー、オレンジ、シルバー」を選べるようですね。

こちらがカーボンホイール。
カーボン製ホイールを装着するクルマとしてはケーニグセグ、BAC MONOが挙げられますが、フェラーリも「488ピスタ」にてカーボンホイールをオプション設定していますね。

そのほか、BMWとアウディについてもカーボン製ホイールの実用化に向けて研究中だとされています。

なお、このフォードGTカーボン・シリーズについては「週に一台しか生産できない」とのことで、フォードが認めた顧客のみしかこの仕様を選択できない、とのこと。

フォードはGTにつき、これまでもいくつかのバリエーションを公開しているものの、いずれも限られた人しかそれを選べない、というハードルの高さが与えられていますね。

さらに「ヴィジブルカーボン」はインテリアにおいても顕著ですが、シートのステッチやパネル、パドルシフターなどにシルバーのアクセントが使用されていることも特徴。

ステアリングホイールやメーターパネル付近にもカーボンファイバーが使用され、かつ運転席からは「カラードドアミラー」が見えるため、実際に運転席に座ったときの満足度はかなり高そうですね。

フォードGTにはこんなバリエーションがある

なお、これまでに公開されたフォードGTのバリエーションはこんな感じ。
まずは「ガルフカラー」をイメージしたオプションで、フォードの歴史的な名車をモチーフとした”ヘリテージ・コレクション”のひとつとして設定されています。

もちろんこのオプションを装着するには「フォードの許可」が必要。

そして「ヘリテージ・エディション」第一弾は1967年のフォードGTをイメージ。
A.J.フォイト、ダン・ガーニーがドライブした車両へのオマージュである、とのこと。

そしてフォード役員のみが選べる、「LM GTE」カラーのオプションも。

希少性を保つという意味では「オプションと言えども装着する人を選ぶ」のはわからなくもないですが、フォードの場合は「ちょっと行き過ぎ」感も。

なお、購入自体に審査のあったクルマとしてはマツダ・ロードスターの限定モデル(これは申込み方法自体もハードルが高かった)、オートバックスの発売したスポーツカー(ドライビングスキルの審査があった)が記憶に残る所。

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