フラッグシップと言うからには、ほかにもミニバンが出てくる?
先日、レクサス台湾がティーザー画像を公開して話題になったレクサス初のミニバン「LM」ですが、今度は中国レクサス現地法人が、公式サイトにて、サイドから見たレクサスLMのティーザー画像をドロップし、「上海モーターショーに展示する」と明言。
加えてこのレクサスLMについては下記のように紹介しています。
レクサスは2019年上海国際自動車ショーにおいて、新たなるフラッグシップとしてレクサスLMを初公開します。
レクサスLMは、高級セダンのフラッグシップであるLS、高級GTクーペとしてのLC、高級SUVのフラッグシップたるLX、高級ヨットLYに続く「第五の」フラッグシップ製品です。
レクサスLMは東洋の自動車製造における哲学を再現し、ドライバーと乗客との心が通じる新しいスタイルのMPVです。
洗練されたクラフトマンシップ、快適な乗り心地、ファーストクラスの雰囲気の中で、自宅にいるかのようなくつろぎを感じ、瞑想にふけったり、インスピレーションを得る場となるでしょう。今回の上海モーターショーでは、今までに見たことがない領域、そして非凡を探しにいらしてください。
ボディサイドには「レ」が再現
今回のティーザー画像ではその全容を知ることが出来ないものの、サイドには2つのパーツに分かれたシルバーの加飾を見ることができ、これはレクサスLCのルーフのパーツ同様に「日本刀」をイメージしているのかもしれません(一応「L」っぽくも見える)。
なお、フロントバンパー下部は「突起」のように前に突き出ていて、ということは、この部分にいたるまで「レクサスUXのように」スピンドルグリルがバンパー下端までギリギリに位置するのかも。
なお、こちらはレクサスLMの予想レンダリングですが、おそらくこれよりもスピンドルグリルが大きくなるだろうと予想しています。
レクサスは今回、中国レクサスの公式サイトの他(中国でレクサスは”雷克萨斯”と表記する!)、ソーシャルメディア「weibo(中国でのFacebookもしくはTwitterのようなもの)」でもLMの情報を公開しており、公開までにはさらなる情報が投下されそうですね。
ちょっと気になるのは、レクサス中国が、今回のレクサスLMについて「フラッグシップ」と述べていること。
一車種だけだとフラッグシップとして成立せず、となるとレクサスは今後「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」をベースにしたミニバンをLMに続けて投入し、ミニバンも一つのラインナップとして構成する計画を持っているのかもしれません。
日本だと、SUVラインナップではもっとも安価な「レクサスUX」が現在(レクサスにおける)再量販車種となり、つまり価格は重要だということもわかりますが、もし「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」をレクサスブランドから発売し、400万円以上の価格設定ができるのであれば、トヨタにとっても「うまい話」だと考えられ、しかしブランドイメージとのトレードオフにて悩んでいることが想像できます。