| 思ったよりも”ツーリング志向”での登場 |
新型シボレー・コルベットの姿がついに判明。
これは「Esqire」にて一瞬だけ掲載されたもので、何らかの事情で現在は記事が取り下げられています。
「一瞬だけ」の公開にて得られた情報だと、今回公開された新型コルベットのエンジンは6.2リッターV8(LT2)で、出力は495馬力。
”Z51パフォーマンスパッケージ”を装着すると0-100キロ加速は3秒以下だとされています。
なお、この出力で3秒以下はちょっと信じがたく、というのも「FR」ではありますが、C7世代の”755馬力”コルベット、ZR1のタイムが2.8秒であるため。
過激モデルは後に登場するZ06、ZR1が担当
そのほか、「マニュアル・トランスミッションはなし」で、トランスミッションは8速AT(デュアルクラッチ)のみ。
オプション設定される「Z51パッケージ」はブレーキとクーリングのアップグレード、エキゾーストシステムの変更(音が大きくなる)が含まれるようですね。
外観を見ると、これまでのティーザー画像をもとに想像された予想レンダリングとほぼ変わらず(よって今回の公式画像も一瞬予想レンダリングかと思った)、しかしそれらに比較するとフロントスプリッターなどの形状がややシャープに。
なお、フロントスプリッターはC7世代のコルベットZR1に似ていますが、アメ車の常として「その世代の最終モデルと、次の世代にはデザイン的類似性がある」というものがあり、今回もその例に倣ったということになりそう。
リアについても予想とは大きく変わらず、ディフューザーがかなり小さいのはちょっと意外です。
なお、ルーフは「デタッチャブル式」を採用しているのが(これまでの世代を含む)コルベットの一つの特徴で、つまりは欧州の「シリアスなスーパースポーツとは異なる性格を持つ」ということに。
実際に「ラゲッジスペース」は新型コルベットの美点のひとつに挙げられ、フロントトランクには小さなバッグ二個、リアのカーゴスペースにはゴルフバッグが2つ載る、とのこと。
実際にゴルフバッグが二個載るミドシップスポーツは非常に珍しく、「ツーリング」を全面に打ち出したマクラーレンGT(画像)ですら搭載できるゴルフバッグは「1個」。
なお、新型コルベットでは「エンジンを上から見ることができる」ので、ゴルフバッグを積む方法はマクラーレンGTとは異なり、リアオーバーハングに「横」に(初代ホンダNSX同様) 並べて置くことになるのかも 。※NSXに積めるゴルフバックは1個のみ
この角度から見るとC8コルベットの特異性がわかりますが、なんとなく昔のコルベットっぽい印象も。
アカエイをモチーフにした「スティングレイ」エンブレムはブラックにペイントされ、同様にウイング、サイドスポイラー、フロントリップ、サイドのダクトに装着されるガイドも「ブラック」。
ボディカラーは12色で、新色として「ラピッドブルー」「ゼウスブロンズ」「アクセラレートイエロー」が追加されています。
価格については正確な表記はなく、しかし「ざっと70,000ドル」、つまり邦貨換算で760万円くらい。
この価格で「0-100キロ加速3秒以下」というのは驚きとしかいいようがなく、新たな選択肢がここに誕生した、と言えそうですね。