| 新型スープラはローダウンとホイール交換だけでずいぶん格好良くなりそうだ |
日本ではまだまだ新型スープラの展示車すら回ってきていない状況ですが、海の向こうではボチボチとカスタムカーが登場。
80スープラのエンジン(2JZ)に換装すると意思表明したショップにはじまり、アクラポヴィッチ(エキゾーストシステム)やKW(サスペンション)が相次ぎ製品を発表していますが、今回はフロリダのショップ、「タイタン・モータースポーツ」がKW製サスペンションとVossen製ホイールを装着したカスタムスープラを発表(スープラ対応ホイールは初めて登場)。
新型スープラの登場で大きなビジネスチャンスが出現
新型スープラほど賛否両論を巻き起こしたクルマも珍しく(ミドシップ化した新型コルベットでもここまで荒れてない)、否定派の意見を取り上げるならば「80スープラのような迫力が感じられない」「FT-1のようなスーパーカーっぽさがなくなった」「中身がBMW」といったところです。
これらについては「そのとおり」としか言いようがないものの、なにより「スープラが新車で買えるようになったこと」「トヨタがカスタムを許容していること」「BMWのチューナーもここへ参入できること」は大いに喜ぶべきことで、チューナーやショップとしも大きなビジネスチャンスが到来したということにも。
なお、BMW専門のチューナー、たとえばACシュニッツァーが「スープラ対応」を謳ったパーツを発売するとは考えられないものの、ホイールやエキゾーストシステム、ブレーキ関係であれば「BMW Z4用」として発売されたものを流用できる可能性が高く、「ACシュニッツァーのホイールを装着したスープラ」はけっこう格好良さそうだ、と思います。
ちなみに、新型スープラに採用されるホイールは今ひとつだと考えていて、ぼく的には今回のVossen製ホイールのような、エッジの立った、カクカクしたデザインのほうが好み。
ローダウンするのであれば、どのみちオフセットの関係でホイールも換えることになり(でないとホイール/タイヤがフェンダー内側に入り込んでしまう)、であればこういったCNC加工っぽいホイールを選びたいところ。
ちなみにぼくは「ノンエアロ、車高ベタベタ」が格好良いと考えているので、新型スープラにはエアロパーツは装着しないかもしれません(後付けエアロパーツのフィッティングに納得できない、というところもある)。
なお、今年のSEMAは間違いなく「GRスープラ祭り」となりそうですが、アメリカ的な視点から捉えた、様々なパーツが登場することになりそうですね(逆に、日本のチューナー/ショップにとってもアメリカ進出のひとつのきっかけになる)。