| BMWがここまで気合の入った限定モデルを作るのは珍しい |
BMWは「8シリーズ・グランクーペ/M8グランクーペ/M8コンペティション・グランクーペ」を発表したところですが、例によってほかの8シリーズ同様に初回生産限定モデル、「ファースト・エディション」も同時に発売しています。
ただし今回、M8グランクーペ「ファースト・エディション」においてほかと異なるのは「世界で8台のみ限定」となる、”BMW M8グランクーペ・ファーストエディション 8-of-8”が設定されること。
コンセプトモデルに「逆戻り」した市販車
なんといってもこのM8グランクーペ・ファーストエディション 8-of-8最大の特徴は、M8グランクーペを示唆する先行コンセプトモデルとして発表された「コンセプトM8グランクーペ」そっくりの外観を持つこと。
ボディカラーは見る角度によって印象を変える”Salève Vert”と呼ばれる専用色で、それにゴールドのアクセントがなんともエレガント。
BMWは数々のコンセプトカーを発表してきたものの、ここまでゴールドを強調したクルマはほかにになく、実際にデザイナーのアドリアン・ファン・ホーイドンク氏も「もっともエキゾチック、もっとも優雅なBMW」と称するほど。
そして今回はそのM8グランクーペ・ファーストエディション 8-of-8が完成しBMWはじめユーチューバーによって紹介されることとなっていますが、ボディカラーは「オーロラダイヤモンドグリーンメタリック」、そしてアクセントはゴールドブロンズ、ヘッドライトのコロナリングはBMWのレーシングカーをイメージしたイエロー(国によってはイエローのヘッドライトは認可されていない)。
そしてBピラーにはレーザーによる「1 of 8」の刻印。
サイドステップには「BMWインディビデュアル・マヌファクトゥア」の文字。
インテリアはタルマ・ブラウンとアイボリーのメリノレザーが使用されています。※北米仕様はアイボリーの面積が広い
なおBMW M8グランクーペ・ファーストエディション8 of 8のデリバリーは2020年3月を予定しており、1台はドイツに、そのほかの8台はアメリカ、スイス、ベルギー、イギリス、ロシア、日本、そしてカタールへ(ドバイと中国が入っていないのは意外)。
日本での価格は発表されていないものの北米では230,000ドル(2500万円くらい)に設定されており、これまでBMWが発売したクルマの中では「もっとも高価な部類」に属する、とのこと。
こちらはスーパーカーブロンディさんがBMW M8グランクーペ・ファーストエディション8 of 8を紹介する動画。
VIA:Supercar Blondie