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マツダCX-3が英国で販売一時停止!マイナーチェンジの準備と見られるも、「また価格が上がる」ことになりそう。マツダの「値上げのみ」戦略は大丈夫か?

投稿日:2020/01/03 更新日:

| 天上天下唯我独尊もいいが、もうすこしまわりのライバルたちの価格を見たほうがいいかも |

英国において、2019年末からマツダがCX-3の新規受注を停止した、との報道。
これは英国Autocarによるもので、2019年末をもってマツダのウエブサイトから価格表示がなくなったことを受けてのこと。
実際にAutocarは英国のマツダ法人へとコンタクトを取って、CX-3の新規受注が停止されていることを確認しており、よって現在購入できるCX-3は「ディーラー在庫のみ」ということに。

マツダCX-3にマイナーチェンジ?

加えてAutocarは、マツダのコメントとともに「この販売停止は一時的なものであって永久ではない」ということについても触れていますが、現時点ではいつ販売が再開されるかはわからず、しかし数ヶ月内には「新型」CX-3が発表されるのではという見方が濃厚です。

こちらが英国マツダのウエブサイト(キャプチャー)で、これを見るとたしかにCX-3、そして発売開始前のMX-30の価格表示がない状態。
ちなみに日本ではまだ価格表示が残っていますね。

mazda

なお、最近の傾向としてマツダは「装備を追加して価格を上げる」という行動に出ていて、これについては実際にマツダの副社長も言及済み。
その理由としては、CASEなど様々な新技術、規制への対応を行うとそれだけで車両価格が高くなり、しかしそれでは消費者にとってのメリットがほぼ無いので、消費者にも感じられるメリットを付加して価格上昇を正当化するというものですが、それでもぼくらにとって「いらない機能がついてきて価格ばかりが上がってゆく」という印象は否めない、と思います。

ただ、これはマツダだでけではなく、ほかの自動車メーカーについても同様かもしれません。※CASEとは”Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)”の略

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新型マツダCX-3はどうなる?

そこで気になるのがマイナーチェンジ版の「新型CX-3がどうなるのか」ということ。
マツダCX-3は2015年にディーゼルエンジン専用車として「SKYACTIV-D 1.5」搭載とともに発売が開始されており、2017年にはガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」が追加され、2018年にはマイナーチェンジ(快適性の向上、装備の充実が図られている)を受けてディーゼルエンジンがSKYACTIV-D 1.8へと排気量アップ。

今回予定されているであろうマイナーチェンジにおいては、おそらくガソリンエンジンがCX-30と同じ156馬力版へ変更されることになると考えるのが妥当で、加えてマツダがMAZDA3、CX-30にて注力している「室内空間の静粛性アップ」についても何らかの対策が取られることになりそう。
CX-3においても、これまで「ガラスを厚くして車内を静かにしたり」という変更を行ってきたことを考えると、快適性の向上が図られるのは間違いないだろうと考えています。

そして、マツダはそれらを理由に、もしくはさらなる変更を加えてCX-3の価格を上げてくると思われますが、となるとCX-30との価格差が詰まることに。
現在、CX-30の日本国内価格は239〜330万円、CX-3は212〜306万円。
つまり20数万円ほどしか差がなく、ここで値上げするとCX-3の存在意義がちょっと不明瞭となるようにも思います(CX-3を購入する意味が見いだせなくなる)。

CX-3はそもそも対外的に他メーカー/ブランドのクルマとの競争力を持たせるべき

一般的な考え方を用いると、マツダは社内だけではなく、対外的なことを考慮し、CX-3ではむしろ装備やスペックを簡略化して競争力を高めて(価格を下げて)マツダに若年層ユーザーを呼び込み、そこからCX-30、CX-5、CX-8へとステップアップさせるのが妥当な戦略。

加えてCX-3のプラットフォームは「デミオ」がベースで、CX-30のそれはMAZDA3やMX-30と共通となる新世代の設計を持っており、であればCX-3は「もうモトが取れた」と判断して新たな役割を果たすことが求められるのかもしれません。※トヨタがホンダ「インサイト」に対抗し、先代プリウスの価格を下げて新型プリウスと継続販売したように

なお、世の中には幾多もの自動車メーカーがありますが、そのメーカー(ブランド)内にてヒエラルキーを構築し「顧客の囲い込み」を行うメーカーもあればそうでないメーカーも。
なお、顧客の囲い込みを行うメーカーには「欧州系」が多く見られ、これは階級社会を示唆しているのかも、と考えたり。
アパレルにおいても「アルマーニ(イタリア)」は「アルマーニ・エクスチェンジ」→「エンポリオ・アルマーニ」→「ジョルジオ・アルマーニ」という感じで序列が出来ていて、もっとも安価なアルマーニ・エクスチェンジだと、いわゆるファストファッションを卒業した層を狙い、そこから取り込んだ人々を(彼ら、彼女らの)年齢や所得が上がるにつれて「自社ブランド内で」上級移行させてゆこうという戦略を採用しています。

自動車だとメルセデス・ベンツ、BMW、アウディにこういった戦略が顕著であり、目的を達成するために最初から「階級」を設定し、それぞれの階級において外部のライバルと戦い、かつ利益を残せるようにという「逆算」から車体の設計を行っているようですね。※談合しているのかと思えるほどに各セグメントにおいて各社の価格が近い

よってマツダの場合も、CX-3にてシトロエンC3エアクロス(18,515ポンド)、プジョー2008(20,150ポンド)と価格面で勝てるよう、CX-30(22,895ポンド)に近づけるよりは、よりCX-30との価格差を広げたほうがいいだろう、とも考えています。

ちなみに日本だとC3エアクロスは263〜302万円、プジョー2008は274〜305万円。
マツダCX-30は上述の通り239〜330万円、CX-3は212〜306万円なので、輸入コストによる輸入SUVとの価格逆転が起きている、ということになりますね(欧州ではCX-30のほうがシトロエンC3エアクロス、プジョー2008よりも高価というのが驚き)。

マツダはあまりライバルを意識せずに「独自」の価格設定を行っているように見え、「他を意識しない」我が道を行く路線は素晴らしいと思うものの、それが吉と出るか凶と出るかはもう少し様子を見て見るしかなさそうです。

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