| どうやら高級品はコロナウイルスに関係なく売れ続けているらしい |
さて、神戸を中心に腕時計ショップを展開する「カミネ」さんが開催すしたウブロ・スペシャルデイへ。
場所はメリケンパークにあるホテルオークラ横、「TOOTH TOOTH FISH IN THE FOREST」。
これは旧「フィッシュダンス」が2017年にリニューアルしたもので、通常は”まるで森の中を魚が泳ぐように”というコンセプトのもと、ベーカリーカフェレストランとして運営されています。
会場内は「ウブロ一色」
TOOTH TOOTH FISH IN THE FORESTもこの日ばかりはウブロ一色。
入り口にはこんな看板が。
そして会場の入り口には「HUBLOT」の立体サイン。
イベント会場内はこんな感じ。
相当数の来場があり、もちろん消毒など様々な配慮がなされる中での開催です。
ウブロの各モデルが展示されるほ、毎回恒例の「組み立て体験」、そしてクリーニングサービスも(今年はオーシャノグラフィックのカーボンモデルをクリーニングしてもらってきた)。
こちらは替えベルト。
だいたい3万円〜9万円くらいの価格設定です。
この強大な(数十センチはあろうかという)ウブロの置き時計のようなものはすべて完売。
どういった人が、どういった目的で購入したのかちょっと気になります。
TOOTH TOOTH FISH IN THE FORESTの2Fはこんな感じ
そして1F展示スペースが人でいっぱいの際は2Fにてくつろぐことも可能。
座り心地の良いチェアがある落ち着いた空間でもあり、改めて通常営業の際に訪れてみたいと思います。
こちらはいただいたスイーツとレモネード。
ウブロの腕時計は大人気
なお、現在ウブロは販路を絞り希少性を強める戦略に出ており、すでに百貨店等からはすべて引き揚げ済み。
現在は強い販売力を持つショップ、そしてブティックのみに販路を絞っていて、かつ並行輸入品もぐっと減り、以前のように「定価よりも安く買える」状況が薄まりつつあります。
参考までに、カミネの営業さんと話をしてみると、「50〜60万円くらいの腕時計がほぼ売れなくなってきていて、200万円以上の腕時計に売れ筋がシフトしてきている」とのこと。
これについては、富裕層が(コロナウイルスの影響で)「旅行に行けなかったり」「高額な飲食での出費をする機会がなくなったり」したことで、腕時計など手軽に購入できる高級消費財にお金を使っているのでは、と見ているようですね。
なお、ぼくが現在最も欲しいと考えている腕時計がこの「スピリット オブ ビッグ・バン」。
ウブロにしては珍しいトノー形で、45ミリと42ミリとが存在します。
こちらは42ミリです。
こちらは45ミリ。
こちらは大人気のクラシックフュージョン「フェラーリGT(3Dカーボン、3,179,000円)」。
ウブロは長年フェラーリとのパートナーシップにて腕時計を発表していますが、この「フェラーリGT」はそれまでのコレクションと異なり、フェラーリのデザインチームが直接関与しています。
よって、他のウブロとは全く異なる構造・形状のケースを持っており、これまでの「フェラーリとウブロとのコラボモデル」に比較するとスペシャル感が強くなっている、という特徴も。
各腕時計メーカーとも供給を絞る傾向にあるようだ
なお、ウブロに限らず各腕時計メーカー(高価格帯)はその供給を絞る傾向にあるようで、オーデマピゲもそのひとつ。
ただし供給を絞ると売り上げも下がってしまうので、その分ラインアップを増やして(もしくはブティック限定モデルを増やして)「1モデルあたりの生産量を抑えながらも総量としての供給は増加させる」という戦略を取っている模様。
そして商品のサイクルも短く設定することで、やはりそのモデルの生産数量を抑えるということになりますが、これはフェラーリの新しい方針とも合致するもので、「これからの高級ブランドは、すべからくこうある」ということなのかもしれませんね。