| コンパクトクラスのピックアップ的モデルは「次の注目カテゴリ」かもしれない |
さて、最近にわかに騒がしいインドのマルチ・スズキ。
これは現地企業とスズキとの合弁会社で、もともとはインド政府とスズキとが1981年に「マルチ・ウドヨグ」として設立し、のちの2002年にスズキが子会社化していますが、その際にマルチ・スズキ・インディアへと社名変更を行ったもの。
そしてこのマルチ・スズキは日本のスズキからCKD(コンプリートノックダウン)のための設備を輸入しており、現地で現行ジムニー、そして5ドアジムニーを生産すると言われています。
インド生産のスズキ車といえば「ジプシー」
そこで忘れてはいけないのが「ジプシー」。
これはマルチ・スズキが生産していたジムニー(SJ413)ベースのオフローダーで、ベースとなるジムニーのホイールベースそして車体を延長して積載性を向上させたクルマ。
ホイールベースが345ミリ延長されたうえで車体後部も815ミリも拡大され、これによって全長は4010ミリに達しています(参考までに現行ジムニーの全長は3,395ミリ)。
ちなみにウワサの「5ドアジムニー」についてはインド国内のみの投入となり、「ジプシー」の名を継承するというウワサもありますね。
新型ジプシーはこんなクルマに?
そこで自動車デザイン会社、マイティスピードが考えたのが「新型ジプシー」。
先代ジプシーはそのデザイン、構造が古く、これを一気に「現代版へと」アップデートしたということになります。
このレンダリングを見るに、ジムニーの面影が感じられるものの、ほぼ完全なるオリジナルデザインだと考えて良さそう。
ヘッドライト、グリル、平坦なウインドウ、ボンネット等は「ジムニー」ではあるものの、現代を通り越して未来っぽさも感じさせます。
サイドにはロッカーパネルが装着され、リアバンパーとともにウェッジシェイプを強調。
アプローチアングル、デパーチャーアングルはかなり大きく、最低地上高もたっぷり取ってありますね。
タイヤ/ホイールはエクストリームなオフロード用、そしてフックやルーフ上のLEDライトバーなどヘビーデューティーな装備も見られます。
現実的には新型ジプシーが現代もしくは未来的なデザインで登場する可能性は低そうですが、もしこのルックスで登場すれば、世界中から「ぜひ輸出を」というラブコールが寄せられることになるのかもしれません。
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参照: Mightyseed.co, MARUTI SUZUKI