| ベントレーは今後アウディ直下にて管理されることになり、大きく計画が変更されることになりそうだ |
さて、ベントレーはアウディの管理下に置かれ、エレクトリック化に向けて一直線に進むことになりますが、そのピュアエレクトリックモデル第一弾は「SUV」になること、そしてフォルクスワーゲングループの進める「アルテミス」プロジェクトがベースになることが明らかに。
これはベントレーCEO」、エイドリアン・ホールマーク氏がカーメディアに対して語ったもので、早ければ2024年に発売され、かつ「高度な自動運転システム」を持つであろうことについても触れています。
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アルテミス・プロジェクトとはなんぞや
なお、アルテミス・プロジェクトとはアウディの新CEO、マルクス・ドゥスマン氏が中心となって進めるプロジェクトであり、簡単に言うと「テスラ対策」。
特定の電気自動車を迅速に開発することを最優先として、プロジェクトメンバーに大きな裁量を与えることでフォルクスワーゲングループの持つ資産を(ソフトだろうがハードだろうが)自由に活用でき、これによって「必要なときに、必要な技術を、必要なところから、必要なだけ」引き出すことが可能になるため、新型車開発に集中することが可能となります。
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そしてベントレーはこの「アルテミス」プロジェクトに参画することとなり、これによって「最初から、ベントレーの思うようなクルマを作ることが可能になる」とのこと。
今までの新型車開発手順であれば「できあがったものをベントレーに持ってきて、ベントレー仕様に作り変える」必要があったものの、今回は「最初からベントレー仕様で」開発できるため、開発期間を大きく短縮できるということに繋がります。
そして早ければ、このアルテミス・プロジェクト経由にて誕生するベントレーの新型EVは「2024年登場」だということになりますが、これは同じくアルテミス・プロジェクトによって誕生する「初の」アウディのクルマとほぼ同時期。
つまりは相当なハイペースで開発が進められるということになります(ベントレーの顧客の39%が、次に購入するクルマに”電気自動車”を検討しているというデータがあるそうで、ベントレーとしては急がねばならないのもまた事実)。
ベントレー最初のEVはどんなクルマに?
そして気になるのが、この「ベントレー初」のEVがどんなクルマになるのかということですが、ベントレーによると「SUV」。
現在ベントレーにおける販売の主役は「ベンテイガ」であり、それを抜きにしたとしても、世の中の状況を見ると「SUV抜きでは語ることができない」状態です。
2024年まではまだまだ時間がありますが、ベントレーによると「バッテリー密度は年々向上しており、このまま進めば、2024−2025年には、思ったような性能を発揮させるのに、比較的軽いバッテリーで済む可能性がある」とも述べており、今後に期待したいところです。
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