| ランボルギーニは新たなる新天地「コル・タウリ」を目指す |
ついに「第4の」ランボルギーニ投入計画が具体的に
さて、ランボルギーニが予告通り「将来のヴィジョン」について公開。
これはランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によって明かされたもので、2024年までにはガソリンエンジンのみで走るクルマを廃止してランボルギーニすべてのモデルにハイブリッドを設定し、2025年以降には「第4のモデル」としてランボルギーニ初のピュアエレクトリックカーを投入する、とのこと。
加えて2025年までにはC02排出量を50%削減し、これらの計画達成のためにランボルギーニ史上最高額となる「4年間で15億ユーロ以上」の投資を行なうとも述べています。
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そのロードマップは「Direzione Cor Tauri」
なお、このロードマップは「Direzione Cor Tauri(コル・タウリに向けて)」と命名されていますが、このコル・タウリとはランボルギーニ創業者であるフェルッチョ・ランボルギーニの星座である「牡牛座」でもっとも明るい星を指しています。
そしてこの「明るい星」は「電動化」を示しており、猛牛ブランドの魂を維持しながらも「製品の電動化プロセスを通じて、ランボルギーニの伝統に沿った最高のパフォーマンスとドライビング・ダイナミクスを保証する技術とソリューションを見いだす」今後の行動がこの「Direzione Cor Tauri」というわけですね。
ランボルギーニはコル・タウリへはこうやって向かう
そしてこの「Direzione Cor Tauri」は3つの段階で構成されています。
内燃機関とのお別れ
まずは第1段階(2021−2022年)ですが、ここでは内燃機関の歴史に敬意を表し、「2台のV12モデル」を2021年に発表するとコメント。
ランボルギーニはこれまで(限定モデルを除いて)ハイブリッドには興味を示さないまま成長を続け、過去15年で売上高が7倍に。
この段階ではブランドの輝かしい歴史、そして過去および現在の象徴的なラインアップに敬意を表したプロモーションが行われることになるものと思われます。
つまり、現行の「アヴェンタドール」「ウラカン」シリーズは最後のガソリンエンジンオンリーモデルということになりそうですね。
ハイブリッドへの移行
そして2024年末までが第二段階となり、2023年には「ランボルギーニ初」となる量産ハイブリッドを発表し(おそらくハイブリッド第一号はウルス、もしくはアヴェンタドール後継だと思われる)、2024年末までには全モデルを電動化する予定。
電動化については「パフォーマンスと本物のランボルギーニのドライビング・エクスペリエンスは、ランボルギーニのエンジニアたちが新技術を開発する際の焦点であり続け、電動化による重量増加を補うためには、軽量なカーボンファイバーの活用がキーとなる」とのこと。
そしてこの段階では、ハイブリッド化と同時に、製品製造にかかわるCO2排出量を50%削減する、とも主張しています。
ランボルギーニ「第4のモデル」
そして2025年以降は「Direzione Cor Tauri」の最終フェーズとなり、ランボルギーニ「4番目の」、かつピュアエレクトリックモデルを投入し、この第4のランボルギーニについては”この段階での技術革新は、卓越したパフォーマンスを確保し、新製品をそのセグメントのトップに位置づけることに向けられる”と述べているので、この第4のランボルギーニは相当に高いパフォーマンスを持つということになりますね。
そしてこの第4のランボルギーニがズバリ「コル・タウリ」、つまりランボルギーニが目指すもっとも明るい星、ということになりそうです。
なお、現段階ではこの「コル・タウリ」がSUVなのかセダンなのかスーパースポーツなのかは不明ではあるものの、「現在のランボルギーニにないラインアップ」として考えれば4ドアセダンだと考えられ、しかしそのパフォーマンスを証明するのであれば「スーパースポーツ」となるのかもしれません(しかし、アヴェンタドールの後継と重複しないことを考えると、やはりサルーンとなる可能性が高そうだ)。
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参照:Lamborghini