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アストンマーティンがそのハイパーカー「ヴァルキリー」の市販車第一号の生産が完了したと発表!製造にかかるのは一台2000時間、その後はサーキットで走行テスト

2021/11/05

アストンマーティンがそのハイパーカー「ヴァルキリー」の市販車第一号の生産が完了したと発表!製造にかかるのは一台2000時間、その後はサーキットで走行テスト

| 一時はその運転があまりに「困難」なため開発が難航したと伝えられていたが |

これから出てくるであろう納車や走行レビューには期待

さて、アストンマーティンが公式に「量産車第一号を完成させた」と発表。

この第一号車はまもなく顧客のもとへと納車されるそうですが、アストンマーティンCEO、トビアス・メアース氏は「史上初のハイパーカーを完成させたことは、私たちにとって非常に誇り高い瞬間です。アストンマーティン・ヴァルキリーのプログラムは、それに携わった全員が限界まで試されてきましたが、夢へのコミットメントによって、公道用のF1カーという、本当に信じられないような車ができあがりました」とコメントしています。

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なお、トビアス・メアースCEOはメルセデスAMGのCEOから同社へと移っていますが、メルセデスAMGではF1直系のエンジンを積むハイパーカー「AMG One」を開発しており、そしてアストンマーティンでは「NAエンジン史上、最高出力を持つ」アストンマーティン・ヴァルキリーを完成させ発売することになったという「自動車史上、なかなかない」体験をした人物となったわけですね。

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アストンマーティン・ヴァルキリーの完成には2000時間を要する

それはさておき、150台限定のうちの最初の1台であるヴァルキリーの完成には、1台あたり2,000時間以上が費やされたといい、すべての作業は、英国ゲイドンのアストンマーティン本社にあるヴァルキリー専用の製造エリアで、専門チームが製造から納車までを管理しながら完成させます。

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トビアス・メアースCEOはさらに「我々は、ヴァルキリーを生産段階に持っていくためにたゆまぬ努力を続けてきた、高度な技術を持った大勢のエンジニアと技術者の地道な献身から生まれました。彼らが成し遂げたことはきっと、お客様にも喜んでいただけると思います」と述べており、この歴史的瞬間を楽しんでいるもよう。

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完成したヴァルキリー各車が納車される前には、開発の多くが行われたシルバーストンにて、サーキットでの走行テストが行われるそうですが、納車された後にサーキットを走るオーナーは非常に少ないと思われるため、このテストはそれぞれのヴァルキリーにとって「ハードにドライブされる最初で最後の機会」となるのかもしれません。

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ヴァルキリーは、F1技術を応用した1,139馬力(1,155PS/850kW)を発生するコスワース製のV12ハイブリッドパワートレインを搭載していますが、アストンマーティンとレッドブル・レーシングのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって生まれたもの。

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アストンマーティンはヴァルキリーによって「同社史上はじめて」ミドシップカーを発売することになり、この後にも「ヴァルハラ」「新型ヴァンキッシュ」がミドシップモデルとして続くきますが、フェラーリやランボルギーニ、そしてマクラーレンにとっても大きな脅威となりそうです。

ただ、アストンマーティンが新体制となったことでレッドブルとの関係を継続することが難しくなってしまい、よってこのヴァルキリーは「思わぬところで(オンリーワンのレッドブルとの共同開発モデルとなったことで)その価値を高めた」とも考えられます。

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アストンマーティン・ヴァルキリーの細部はこうなっている

なお、今回アストンマーティンはヴァルキリーの細部が分かる画像を公開しており、こういった画像が大好きなぼくにとって興味深いものをいくつか紹介。

まずは「ヘッドライト」ですが、これは非常に軽量だと言われていますね。

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オイルフィラーキャップはアルミ削り出し、そしてサイドにはナーリング加工。

アストンマーティンらしく美しさと機能性を兼ね備えているように思うものの、「エンブレムの重量にまでこだわった」アストンマーティンにしては「重いパーツなんじゃないか」と思ったり。

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こちらはカーボンセラミックディスク。

とんでもない厚さを持っており、ベンチレーションホールは「2列」。

なお、ブレーキキャリパーは重心を下げるためか「下側」に向けて取り付けられるという珍しい仕様です(シルバーのキャリパーはパーキングブレーキ用と思われる)。

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カウルの下にはとにかく「みっちり」パーツが詰まっているようですね。

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参照:AstonMartin

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