
| もちろんパワーアップによって加速、最高速ともにパフォーマンスが向上 |
純正ライクなエアロパーツがなんともカッコいい
さて、積極的にフェラーリ向けのカスタム/チューニングメニューを発表するノビテック。
先日のF8スパイダーに続き、今回はローマのチューニングキットを発表していますが、その内容はちょっと控えめなエアロパーツ、そしてV8エンジンのパワーアップというもの。
V8ミドシップモデルのカスタムほど過激なスタイリングとなっていないのは、そのクルマやオーナーの性格を考慮したためなのかもしれませんね。
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ノビテックによるローマのエクステリアはこうなっている
まずはエクステリアについてですが、ノビテックのボディキットは、ネイキッドカーボンにハイグロスコーティングを施したもので構成され、内容としては「フロントリップ」「フロントインレット」「ドアミラーカバー」「フロントグリル」「サイドパネル」「リアディフューザー」「トランクリッドスポイラー」「テールライトカバー」「リアディフューザーフィン」「リアウイングカバー」といったところ。

なお、それらのデザインは純正と「ほぼ同じ」もしくは「純正を強調」するにとどまり、もちろんこれはローマの性格とデザインを尊重したものだと思われ、逆に大きくデザインを変えてしまうと「ローマのオーナーには受け入れられない」と考えたのだと思われます。

そしてボディキットに加えて35mmのローダウンが可能なスポーツスプリングが装着され、油圧式フロントリフトシステム(ボタン一つで40ミリ車高を上げることができる)もラインナップ。

さらにはヴォッセン製NF10鍛造ホイールも用意されていて、ホイール径はフロント21/リア22インチ、かつ72種類のカラーバリエーションと3種類の表面処理を選択でき、タイヤサイズはフロントが255/30 ZR 21、リアが315/25 ZR 22(スペーサーやチタンボルトも用意されている)。

出力はなんと84馬力も向上
そして注目すべきはそのパフォーマンス向上であり、ノビテックはローマの3.9リッターV8ツインターボの出力を620馬力から704馬力に向上させており、これに使用したのはノビテック得意のサブコン「N-Tronic」コントロールモジュール。
インジェクションとイグニッションの新しいマッピングを導入するとともに、電子ブースト圧制御をアップグレードしてスロットルレスポンスを最適化していますが、これらのほかにもスポーツ触媒、そしておなじみストレートパイプもラインナップされています。

もちろんこれによるパフォーマンス向上も顕著であり、0-100km/h加速が3.2秒、0-200km/h加速が8.9秒。
これらはノーマルに比較してそれぞれ-0.2秒、-0.4秒向上していますが、最高速度も約5km/h向上して325km/hを超えることとなっています。

今回、インテリアのカスタム例は公開されていないものの、オーナーの注文に応じて本革やアルカンターラを使用した内装へと張り替えが可能だといい、オーダーメイドにて「いかようにも」カスタムができそうですね。

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参照:NOVITEC