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「新型」ホンダ・インテグラの予想レンダリングが登場!なぜタイプRは「Rなのか」、そしてイメージカラーが白なのか、そしてバッジが赤なのか

2022/03/05

「新型」ホンダ・インテグラの予想レンダリングが登場!なぜタイプRは「Rなのか」、そしてイメージカラーが白なのか、そしてバッジが赤なのか

| インテグラ・タイプRはおそらく実際に登場することはないだろう |

シビック・タイプRとの競合、そしてクーペ不遇の時代を考慮するに、スポーツクーペが生きることができるスペースはかなり小さい

さて、現在ホンダは新型シビックをベースにした「シビック・タイプR」を開発しているところではありますが、これまでにはいくつかのティーザー画像やティーザー動画が公開されています。

そこで、そういった画像や動画をもとに、シュガーデザインが「もし新型インテグラにタイプRが存在したら」という仮定にて制作されたのが今回の「新型インテグラ・タイプR」です。

つまりは、新型シビック・タイプRと同じレシピにてインテグラをタイプR化したらどうだろう、という想定に基づいているわけですね。

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新型シビックと新型インテグラは「兄弟車」

なお、新型インテグラ、新型シビックともに共通のプラットフォームを持つと報じられており、となると新型インテグラ・タイプRについては「物理的に」実現は可能だと思われます。

しかしながらクーペ不振の現代において、いかにシビック・タイプR(4ドア)との棲み分けを図るとしても、2ドアのスポーツモデルを発売する余裕はないものと思われ、よって実際にこれが発売されることはまずなさそう。

実際のところ、新型インテグラには「タイプS」の存在が確認されているので、インテグラに関してはタイプRが設定されず、「タイプSが最上位グレード」となりそうですね。

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参考までにですが、「タイプR」の第一号はNSXであり(のちにNSX-Rと改名)、その際にホンダが考えたのは「ナンバー付きのレーシングカー」。

サーキット走行専用モデルだと、積車に載せてサーキットまで輸送する必要があり、しかしナンバー付きだと自走してサーキットに行き、そこで走ってまた自走して帰ることができるので「ユーザーにとっては利便性が高く」、これは常にユーザーを中心にと考えるホンダらしい発想だと思います。

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ちなみにNSXタイプRについて、「タイプR」という名称が最初からあり、そこから開発を行ったわけではなく、この「タイプR」というネーミングは製品開発と並行して考えられたもので、当時は「タイプS」という案もあったのだそう。

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ただ、NSXタイプRの開発チームは「このNSXはS(スポーツ)の範疇を超え、R(レース)の領域に入っている」という主張を行い、そこで「タイプR」という名称が生まれたと言われます。

もう一つ参考までに、この「R」には「レッド」の意味もあり、それは当時NSXを開発していたチームが「赤派(先進的な装備は不要で、シンプルでピュアなクルマを作りたい派閥)」と「シルバー派(先進装備を盛り込み、最先端のスポーツカーを作りたい派閥)」とに分かれていて、実際に発売されたNSXはこれらのバランスを取っていたものの、こと「タイプR」に関しては「赤派」が開発をリードしたため。

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かくして「初の」タイプRには「レース」「レッド」の意味が込められたわけですが、イメージカラーのチャンピオンシップホワイトは「純国産F1マシンとしては初優勝」を飾ったホンダRA272の車体カラーをイメージしたといい、「赤バッジ」についてもRA272のノーズに装着されていた赤ベースの「H」エンブレムが用いられることとなったようですね。

つまりホンダの「タイプR」とは、モータースポーツ、とくにF1の流れを(精神的に)汲んだものであり、単なるスポーティバージョンではないということもわかります(よって乱発は許されない)。

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ちなみに今回、「ホワイト」そして「イエロー」のレンダリングが公開されていますが、これはもっとも人気が高かった、DC2世代のインテグラ・タイプRをイメージしたものかもしれませんね。※ホワイトのほうが、リアウイングやルーフなどちょっとだけアグレッシブになっている

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「新型」ホンダ・インテグラ・タイプRの予想レンダリングはこちら

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参照:sugardesign_1

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