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ランボルギーニが「アヴェンタドールシリーズ最後の一台」を公開!1968年にワンオフにて製作されたミウラ・ロードスターへのオマージュ

2022/10/13

ランボルギーニが「アヴェンタドールシリーズ最後の一台」を公開!1968年にワンオフにて製作されたミウラ・ロードスターへのオマージュ

| その仕様はどこまでもミウラ・ロードスターへの愛にあふれていた |

まさかアヴェンタドール最後の一台がこの仕様を持っていようとは

さて、ランボルギーニはつい先日「アヴェンタドールLP780-4ウルティメの生産を終了し、V12モデルの一つの時代を終えた」とコメントしていますが、今回はその最後の一台を紹介するコンテンツを公開しており、なんとその一台とは「ランボルギーニ・ミウラP400 ロードスター」と同じ仕様を持つ個体です。

このアヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターはスイスのオーナーへ納車されるとアナウンスされており、このカスタムを担当したのはランボルギーニのパーソナリゼーションプログラムである「アドペルソナム」、そしてもちろんこれは「ワンオフ」仕様。

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ランボルギーニが「アヴェンタドール最後の一台の生産を終えた」と発表。8種以上の派生モデル、10種以上の限定モデルが登場し、当初計画の倍以上を販売した歴史的なクルマに
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ランボルギーニ・ミウラP400 ロードスターとは?

そこでまずはこのミウラ・ロードスターについて触れねばなりませんが、これもまた「世界で一台」の貴重なクルマ。

このミウラP400ロードスターは、1968年4月のブリュッセルモーターショーにて発表されたショー用のモデルです。

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展示されたのはカロッツェリア・ベルトーネのブースで、単にミウラP400のルーフをカットしただけではなく、フロントウインドウの角度や形状が専用にデザインされており、つまりオープントップとなった際にも美しさを保てるように調整がなされています。

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このショーの展示後に車両はランボルギーニへと輸送され、その後またベルトーネへと戻った後に国際鉛・亜鉛研究機構(ILZRO)へと売却されることに。

売却の経緯については諸説あるようですが、当時ILZROは合金や防錆のためのコーティング技術を広めるためにキャンペーン用デモカーを探しており、ランボルギーニに声をかけたことがきっかけだとされています。

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1968年当時には、この画像と同じラメ・スカイブルー・アクリリコ(Lamè Sky Blue Acrilico)にてペイントされていたものの、ILZROはいったんこれを分解し、様々なパーツに亜鉛コーティングを施し、かつ内外装を作り変え、ボディカラーやエンブレムも変更し、「ZN75(下の画像)」としてキャンペーンに使用することに。※ボディ形状やエンブレム、名称を変更したのは、ILZROが特定ブランドの車ではなく、オリジナルのデザインを求めたからだとされている

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その後、このZN75は様々なイベントに展示され、その後は個人オーナーのもとを転々とし、2008年には現在の仕様つまり「1968年、ブリュッセル・モーターショー当時の」仕様へと戻されています。

2008年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスに出展され、ランボルギーニ・クラスで2位を獲得したこともあるそうですが、内外装の多くが「特別な」仕様となっていることがわかりますね。

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なお、オープン化に際しては車体が補強され、さらには車高が3センチ低められた上でリアセクションが再構築されて横置きV12エンジンがむき出しに。

現在の所有者が誰なのかはわかりませんが、もしかすると、このアヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターのオーナーさんなのかもしれません。

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ミウラP400ロードスターにインスパイアされたアヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターはこんな仕様を持っている

そこでここからは「最後のアヴェンタドール」である、”ミウラP400ロードスターにインスパイアされた”LP780-4ウルティメ・ロードスターを見てみたいと思いますが、ボディカラーはグリッター(ラメのようなキラキラしたフレーク)を配合した特別色、アッズーロ・フレーク。

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昔の塗料は現代では認可されなくなった成分を含有していることが多いので、新たに塗料を作り直す必要があったかと思いますが、画像を見る限りでは「限りなく両車のカラーは近い」ようにも見えます。

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そしてロッカーカバーにはネロ・アルデバランのピンストライプが入ったグリジオ・リケオが採用され、アヴェンタドールLP780-4のフロントからリアまでのアンダー部を彩ることに。※フロントスプリッター、リアディフューザーには部分的にカーボンファイバーが採用される

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アヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターのルーフとリアエンジンカバーには、グロスブラック塗装と光沢仕上げのカーボンファイバーが使用され、オリジナルのミウラP400ロードスターの「ルーフレス」デザインを想起させる仕様に。

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アヴェンタドールLP780-4ウルティメのフロントフード上にはブラックのエアインテークとネロ・アルデバランのカラーリングが施され、これはミウラのブラック塗装のボンネットスクープを模している、とのこと。

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そのほかテールパイプはマットブラック、ホイールはシルバーとなりますが、これらもそれぞれ、ミウラP400ロードスターのカラーを再現したものだとアナウンスされています。

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このアヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターのインテリアも「ミウラP400ロードスター」オマージュだった

そしてこのアヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターのインテリアもやっぱり「ミウラP400ロードスター」オマージュ。

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ダッシュボードやシートのスタイル、ダッシュボードやセンターコンソールを含む全体の仕様は、いずれもミウラP400ロードスターからインスピレーションを受け、レザーのカラーは「ビアンコ・レダ」、ヘッドレスト周辺はネロ・アルデバラン。

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ネロ・アルデ・アルカンタラにビアンコ・レダのステッチを施したダッシュボードには、刺繍によるミウラロゴを配しています。

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参照:Lamborghini

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