| たしかにこの「2つのスポーツカー」についてはアナウンスされていたものの、発表時期は不明だった |
ただし今の時点ではそのうちの一つがS2000後継であるかどうかはわからない
さて、先日はホンダ・オブ・ヨーロッパのトム・ガードナー副社長が「ホンダの創立75周年に向け、S2000後継モデルが登場する可能性」を示唆して大きな話題となっていますが、それを受けて米メディアがホンダ・オブ・アメリカにインタビューを行い、そこで「いや実は2つのスポーツカーを用意している」という衝撃の事実が明らかに。
正確に言うならば「ホンダはグローバルモデルとして2つのスポーツモデルを発表する計画を持っている。ひとつはスペシャリティ、そしてもうひとつはフラッグシップモデルである」というもの。
現時点ではその詳細はわからない
これにあわせてホンダの米国法人からは「カーボンニュートラルと電動化」という言葉が出てきたそうですが、残念ながらそれ以上のコメントを得ることができなかったと述べています。
なお、ホンダは「2050年にカーボンニュートラルを達成する」「2040年までにグローバルでのEV販売比率を100%にする」という目標を掲げており、これに際して重要な役割を果たすのが電動化であるとコメントしていて、実際のところ現在ホンダは世界中で電動化を進めており、たとえば北米市場向けだとGMとの共同開発による「プロローグ」を発表。
-
ホンダが北米向け電動SUV「プロローグ」公開!GMとの共同開発、おそらくはシボレー・ブレイザーと多くを共有するようだ。デザインはこれまでのホンダとは似て非なるもの
| ボクとしては、このホンダ・プロローグのデザインはなかなかイケてると考えている | 今後、ホンダのEVは「各地域ごと」で異なる内容となりそうだ さて、ホンダがGMとの共同開発にて北米地域を中心に発売 ...
続きを見る
そして中国においては現地パートナーと共同にて開発したe:NS2とe:NP2を発表し・・・。
-
ホンダが中国にて「新型EVコンセプト」を公開、そのうち2台の「e:NS2」「e:NP2」を2024年に発売すると発表。新車販売の100%EV化を5年前倒しで進めることに
| ホンダは現在、日本、中国、北米ともそれぞれ異なるパートナーとともにEVの開発・販売計画を立てている | とくに主戦場となる中国では現地パートナーに開発を大きく依存しているとも伝えられるが さて、上 ...
続きを見る
欧州ではその兄弟版であるe:Ny1を公開済み。
-
ホンダが欧州でのEV第二弾「e:Ny1」を発表!ヴェゼル/HR-VのEV版、航続距離は412km。現地ではその名が「打ち込みにくく、発音しにくい」として話題に
| 覚えやすく、親しみやすい名称というのもヒット商品の一つの要件だと思われるが、この名称を採用した理由は明かされていない | 現在ホンダのEVは欧州、中国、北米、日本において個別に展開が進められている ...
続きを見る
ここ日本における展開は現在ホンダEのみとなっているものの、世界規模では「電動化」が着々と進んでいるのが実情であり、こういった現実を考慮すると、そして今回の発表はホンダの75周年という節目に行われること、そして75周年記念イベントでは未来に関するなんらかのアナウンスがあるであろうことを考慮すると、今回発表されるであろう2台は「ホンダの過去を象徴し、未来を示唆する」クルマとなるのは間違いないものと思われます。
ホンダはすでにこの2台の公開を示唆
なお、この「スペシャルティとフラッグシップ」について、ホンダは2022年4月にその開発を”Honda4輪電動ビジネス説明会”にてアナウンスしており、「カーボンニュートラルや電動化に挑む中でも、常にFUNもお客様に届けていきたいという想いから、操る喜びを電動化時代にも継承し、Honda不変のスポーツマインドや、際立つ個性を体現するようなスペシャリティとフラッグシップ、2つのスポーツモデルを、グローバルへ投入してゆく」とコメント済み。
-
新型NSXはEVで復活?ホンダが4輪電動化計画を発表し「スペシャリティ」「フラッグシップ」という2つのスポーツモデルを導入すると発表
| これまでホンダはエレクトリック化で「出遅れた感」があったが、ここで一気に巻き返しを図る計画か | 車種ベースではトヨタ、日産よりも多い30モデル さて、EVシフトでは(ホンダeを発売しながらも)グ ...
続きを見る
そしてその際には2台のヴェールに包まれた画像も公開されていて、ひとつはクーペスタイルを持ち、もうひとつは明らかに低いシルエットを持つスーパーカールック。
スーパーカー風のクルマについてはまず「NSX後継モデル」と考えて間違いないかと思いますが、もう一方のクーペ風モデルについてはS2000とは程遠いプロポーションを持っており、しかしこの画像は単に「イメージ画像」なだけであって、実際のクルマを指すものではないかもしれません。
現時点ではすべてが謎のままではありますが、創立75周年を迎える9月24日に行われるであろう発表を待ちたいところですね。
合わせて読みたい、関連投稿
-
ホンダが「3代目NSXは実現する」とコメント!ホンダにとってNSXとはその考え方を世に示す手段であるようだ。そこでボクは初代と二代目NSXの違いを考えた
| 初代NSXはNSXの「X」が示すとおり未知の新しさがあったが、二代目NSXは既知の技術やコンセプトだった | 加えて、二代目NSXはその必然性が希薄で、NSXにしかできず他のスポーツカーにできない ...
続きを見る
-
米ショップが「S2000タイプRが存在していたらこうなっていた」と考え実現させたS2000Rが公開!ホンダファンも納得の仕上がり、驚くことに実際に販売されるもよう
| ホンダS2000 タイプRは実際に実現することはなかったが、このS2000Rは「現代のS2000 タイプR」と呼ぶにふさわしい | ここまで「ホンダ」「タイプR」を理解したショップも珍しいかもしれ ...
続きを見る
-
【動画】なんか生きる勇気が湧いてくる。ホンダがボクらに「いかに挑戦が大きな意味を持つか、いかに夢が大切か」を教えてくれるCMを公開
| 思えば、ホンダはどこにも属さず、自分たちの信念を貫いてきた | そしてホンダの歴史とは、チャレンジの連続とその結果でもある さて、ホンダが米国にて新しいブランドマーケティングキャンペーン「Orig ...
続きを見る
参照:Jalopnik