|ワンメイクレース用の純粋な競技用車両 |
ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション、ランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオ。
2014年8月18日、ペブルビーチにて公開。
ガヤルド同様にワンメイクレース「スーパートロフェオ」用の車両で、4WDから2WD(RWD)へ変更されているのが大きな特徴。
のちに発表された「ウラカンGT3」も後輪駆動になりますが、そちらはFIAの規格に合わせるための変更で、そう考えるとこの「LP620-2スーパートロフェオ」はウラカンGT3の投入を前提に開発されたものと言えます(GT3が後輪駆動である必要性があったので、それに合わせた)。
そしてガヤルドのスーパートロフェオ車両とは異なり、ウラカンのスーパートロフェオ車両はトリプルクラッチのシーケンシャル・トランスミッションを備える(ガヤルドは市販のeギアのまま)こともトピックですが、これもFIAのGT3規格にあわせたもの、と捉えることができそうです(そう考えるとウラカン・スーパートロフェオはワンメイク用というよりはGT3マシン用のデータ取りが目的かもしれない)。
重量は市販車に比べて80キロのダイエットに成功しており(補強たとえばロールケージだけでも43キロ程度あるにもかかわらず)、1270キロ。
なお前後重量配分も42:58、とGT3同様ですね。
相違といえばおよそ制御で、スーパートロフェオはMOTEC、GT3はボッシュと言われます(それぞれの報道が一部を取り上げてそう伝えただけで、総合的に見ると同じかもしれない)。
なおボディパネルは5分で全部を着脱できる「クリップ式」を採用していますが、スーパートロフェオ車両のほうがより市販車に近いようですね。
全般的な印象としては、ガヤルド・スーパートロフェオは市販車をストリップダウンし補強したもの、しかしウラカン・スーパートロフェオはFIAによるGT3規定の即してトランスミッションや駆動系を変更した、市販車よりも「レーシングカーに近い」もの、と言えそうです。
ランボルギーニ大阪さんのランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオの画像はこちらとこちらにあります。
関連投稿:ランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオ発表会(2)
引き続き、ランボルギーニ大阪さんにて、ウラカンLP620-2スーパートロフェオの様子。
フック部分にはOMPのストラップが。
内装はウラカンの内装をひっぺがした状態ですが、メーターやスイッチ類は競技に適したものへ。
ステアリングホイール形状も変更されています。
エンジンルームはほぼ市販車と同じですが、エアクリーナーボックスがカーボン製になり、ルーフからエンジンルームへと補強が入っていますね。
関連投稿:ランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオ発表会(1)
ランボルギーニ大阪さんにて開催された、ウラカンLP620-2スーパートロフェオ発表会。
来週の富士スピードウェイにてデビューする車両です。
カラーリングは今までのガヤルドLP570-4スーパートロフェオ同様ですが、
ウイング類、そしてフェンダーがこれまでになく過激になっています。
また、ボディパネルやウインドウ類も簡単に取り外せるようになっていますね。
スワンスイング形状のリアウイングの角度はかなり細かく変更できるようになっています。
関連投稿:ランボルギーニ大阪さんにて、ウラカン・アヴィオとスーパートロフェオ
ランボルギーニ大阪さんにて、ウラカン・スーパートロフェオ・コレクターズ・エディション。
要はスーパートロフェオ車両の個人向け販売となりますが、仕様はレース用のスーパートロフェオと完全に同一。
もちろん公道走行はできず、サーキットにて走行する(その場合も自走できないので積車が必要)、コレクションとしての用途ということになりますが、こういった車を保管できる人がいる、というのは本当に驚きですね。
こちらはウラカンLP610-4の限定車「アヴィオ」。
マットやグロス仕上げを選択できますが、エキゾチックなカラーが特徴。
ブルーにオレンジはなかなかの組み合わせで、オレンジの発色の良さが際立っているように思います。
一方でドアミラーやエンジンフード、マフラーエンドなどがグロスブラック仕上げになるので光沢のコントラストも楽しめる仕上がりに。
こちらは新たに設定された?ナンバープレートの台座。
樹脂製ですが、角度をつけるのが不可能になっています。
よって、角度をつける場合はこれ以前に採用されている金属製の台座が必要になりそうですね。
その他の画像はこちらにまとめて公開しています(100枚くらい)。
ランボルギーニ大阪にて展示中のウラカン・アヴィオ/スーパートロフェオの画像をアップする