| 次期718ケイマン / ボクスターはこんな感じのペアになるのかもしれない |
まだまだポルシェの「75周年」はあと半年残っており、様々な「隠し玉」が出てきそう
さて、ポルシェは今年で「最初のスポーツカーであるポルシェ356を路上に送り出してから」75年目を迎えますが、今年に入ってから「ヴィジョン357コンセプト」「ミッションX」といったコンセプトカーを公開しています。
半年のうちに2台のコンセプトカーを公開しただけでも(ポルシェの行動としては)珍しいものの、今回はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの開催にあわせて(ヴィジョン357コンセプトのオープン版である)ヴィジョン357スピードスターを公開することに。
ヴィジョン357スピードスターのベースは「718 GT4 e-Performance」
クーペバージョンのヴィジョン357が718ケイマンGT4 RSをベースにしていたのに対し、このヴィジョン357スピードスターは718 GT4 e-Performanceをベースに製作されており、つまりは「ピュアエレクトリックカー」。
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シャシーは718 GT4 クラブスポーツ、そしてそこへミッションRコンセプトに採用されるエレクトリックモーターとバッテリーとを組み合わされていますが、ゼロエミッション車だけに(ヴィジョン357には装備されていた)テールパイプがないことも外観上の相違点のひとつ。
ヴィジョン357スピードスターのデザインは「過去と未来とが交錯」
ヘッドライトやテールランプはボディパネル「透過式」で、多くのコンセプトカーや未来派レンダリングで採用される手法でもありますが、いつの時代かには実用化されるのかもしれません。
フードは昔のレーシングカーに使用されていた「レザーストラップ」を現代風に解釈したロッキングシステムを採用しており・・・。
ドアミラーの代わりには「カメラ」。
ホイールはカーボンファイバー製ハブキャップを装着した20インチのマグネシウム製センターロック、ウインドウはラップアラウンド。
ボディカラーは「マーブルグレー」に「グリベログレーメタリック」が組み合わせられ、アクセントに用いられるカラーは「ブルー」。
おそらくこのブルーは”エレクトリック”を主張するために使用されているのだと思われますが、ボディサイドに描かれる「75」文字にもブルーが用いられています。
ちなみに「Speedster」文字はいつものポルシェのフォントではなく、ちょっとファンキーな(サイバーパンク2077っぽい)書体ですね。※もしかすると、どこかで電動モデルのフォントを変更してくるのかもしれない
助手席側はトノカバーで覆われ・・・。
ダッシュボードやドアインナーパネルはカーボンファイバー製。
ステアリングホイールは現行のポルシェと同じものを使用しており、しかしそのエンブレムは「モノクローム」。
液晶パネル(メーター)はなく、透明のパネルに情報を投影することを想定しているようですね。
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参照:Porsche