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BMW「次世代M3は純電動車となります。いったんそれに乗れば、その魅力に抗うことはできず、(サウンドは別として)ガソリンエンジンの存在を忘れるでしょう」

2023/09/19

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| 一方、ガソリンエンジンを搭載するM3もピュアエレクトリック版と「併売」されることに |

なお、次世代3シリーズにも「ピュアエレクトリック」「ガソリン」が用意されることになるようだ

さて、BMWは「ヴィジョン・ノイエクラッセ・コンセプト」を発表して電動化に関する新しい路線を示していますが、このノイエクラッセに使用されるプラットフォームでは「これまでに実現できなかったこと」が可能になると言われます。

そのひとつが「クワッドモーター」セットアップであり、これによってBMWは最大で1メガワット(1,341馬力)の出力にまで対応することができるようになるともコメントしていて、BMWがずっと夢見てきた”スーパーカー”がついに実現する可能性も見えてくるわけですね。

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次期M3はピュアエレクトリックカーとなることが確実に

そこで今回、BMWグループ開発担当取締役会のメンバーであるフランク・ウェーバー氏の発言として取り上げられたのが「次期M3は、ノイエクラッセ・プラットフォームを採用した、1,000馬力級のオール・エレクトリックカーになるということ。

ノイエ・クラッセのプラットフォームには、技術的な能力からデザイン言語まで、これまでにない方法で組み合わされた多くの新しさがあり、私はそれを "オール・ニュー "と呼んでいます」今年は我々(BMWの)Mにとって、これまでで最高の年になるでしょう。BMWにとってのMとは何か?Mとは、すでに製品として非常に優れたものを、さらに優れたものにする我々の能力にほかなりません。

ノイエ・クラッセ・コンセプトの発表によって明らかになったように、新世代の新しい能力を象徴するプラットフォームを強化することは、本当に重要なことなのです。そのため、次期M3は完全なバッテリー・エレクトリックになるでしょう。そして、ハート・オブ・ジョイ(ノイエクラッセのコントロールユニット)は、最大1メガワット(1メガワット/1,341馬力)までの4つの独立して作動するエレクトリックモーターのために設計されています。

私たちは、ノイエクラッセがすでに非常に野心的なものであるとを示すようなクルマを提供したいのです。これはM3として登場し、製品ラインとしてのノイエクラッセの最初の立ち上げからそう遠くない将来に実現するでしょう。

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そして同氏は「ガソリンエンジンの廃止によってファンを失ってしまうのではないか」という問いに対しは以下のようにコメントしています。

Mの顧客、特にMのハイ・パフォーマンス・ユーザーは、単純に最高で最高のパフォーマンスを求めています。そして、ほぼ1メガワットの性能を持ち、すべてのホイールをコントロールできるクルマに乗り込んだ瞬間、どういうふうに感じるでしょうか。エンジン・サウンドには何か問題があるかもしれませんが、クルマの挙動には間違いなく問題がありません。

私たちは(Mエンジニアリング・チームと)長い話し合いをしました。M社がハイパフォーマンスカーを実現するとき、本物のMのための要素は何でしょうか?必要なものはすべてノイエクラッセベースのテクノロジー・プラットフォームに組み込まれていると確信しています。

つまり、フランク・ウェーバー氏は「Mらしいパフォーマンスを発揮するのであれば、ユーザーはパワートレインなど気にしないはずで、とくにクワッドモーター / 1,314馬力のクルマに乗ったならば、もう誰もガソリンエンジンを懐かしんだりしないであろう」と主張しているということになりそうです。

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現行M3 / M4はピュアエレクトリック版M3が発売された後にも併売される?

そしてフランク・ウェーバー氏は「S58」型3.0リッター直列6気筒ツインターボが2019年に発売されたX3 MとX4 M以降にしか搭載されていない(新しいエンジンである)ことを踏まえ、ピュアエレクトリック版のM3が発売されたとしても、ガソリンエンジンを搭載したM3は廃止となることなく生き残る可能性が高いこと、つまり「ピュアエレクトリック版M3と、ガソリン版M3とが併売される」ことについても言及しています。

いいエンジンだし、ユーロ7にも対応させるつもりです。さらには他のことも考えている。私たちは2つの異なるクラスを持つのではなく、市場で必要なソリューションを共存することになるでしょう。

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ウワサによれば、既存の3シリーズは2024年か2025年にさらなる改良が施され、2027年にはブランニューモデル(ピュアエレクトリックと内燃機関搭載モデルの両方)が登場するとされ、しかしその前の2025年にはノイエクラッセ・アーキテクチャーを採用した3シリーズ・サイズのEVを導入するという話も。

今後のタイムラインとして、2026年11月にはNA0/NA1世代のBMW i3の生産がスタートし(ただしこれまでのi3とは全く異なるクルマとなる予定)、次世代G50/G51 世代の3シリーズの生産はやや遅れて2027年7月から(先にピュアエレクトリックモデルが登場し、それ以降に内燃機関搭載モデルが登場する)。

これまでの経緯を見るに、Mモデルは通常ラインアップのほぼ1年後に登場しているため、「オール・エレクトリックM3」が登場するのは、早くても2027年か2028年ということになりそうです。

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参照:7News

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