| パガーニHPバルケッタが製造されたのはわずか3台、いずれも非常に特別な仕様を持っている |
自然吸気V12エンジン搭載ということで資産価値が非常に高く、その価値は時間とともに上昇するであろう
さて、2022年9月に開催されたクロアチアでのラリーイベント中にクラッシュしてしまったパガーニ・ゾンダHPバルケッタが無事に修復され、1年8ヶ月ぶりに路上を走る姿が目撃されることに。
このパガーニ・ゾンダHPバルケッタをドライブしているのはパガーニのスタッフだそうで、完成後にテストドライブを行っている最中だと報じられていますが、この後まもなくオーナーさんへと引き渡されることになるのだと思われます。
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パガーニ・ゾンダHPバルケッタは3台のみしか製造されていない
なお、このパガーニ・ゾンダHPバルケッタはもともとパガーニ創業者、オラチオ・パガーニ氏が自身のために製造したスペシャルバージョンで、搭載されるエンジンはメルセデスAMG製の7.3リッターV12、トランスミッションは6速マニュアル、フロントスクリーンは最小限、ルーフなしという超ハードなクルマです。
オラチオ・パガーニ氏の個体は2017年8月にお披露目され、その後に2台が顧客向けとして追加にて生産されていますが、クラッシュした1台はロシアのチューナー、トップカーの創業者オレゴ・エゴロフ氏へと2022年3月に納車された個体だとされ、そのわずか6ヶ月後にクラッシュしてしまい、左リアを大きく損傷してしまったわけですね。
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そしてオレゴ・エゴロフ氏はその修復過程を自身のインスタグラムへと動画にて投稿したことがあり、その際には「損傷したパーツをすべて新品に交換したと述べていますが、やはり生産3台のみの特別なクルマの修理には長い時間を要し、しかし今ようやく完成となり、再び自身でステアリングホイールを握ることができる日がやってきたということに。
なお、このパガーニ・ゾンダHPバルケッタは1台1700万ドルの価値があると言われ、現在の為替レートだとなんとその価格26億円以上。
ただし3台のうちいずれも市場に出ることはなく、よって実際の価値は「永遠のナゾ」なのかもしれません(1700万ドルよりも高価なことだけは間違いない)。
そしてそれだけの価値を持つクルマでもあり、よっていかなる事故であっても修理しないという選択肢はなく、そしてどれだけの時間とお金を注ぎ込んだとしても修理する価値がある一台ということになりそうです。
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参照:Varryx