| まだまだ日本では「レッド」が多数派ではあるが、それも時間の経過とともに変わってくるものと思われる |
こうやって見ると「フェラーリらしくない」カラーであっても不思議と似合うのがフェラーリでもあるようだ
さて、フェラーリといえばレッド、レッドといえばフェラーリいうくらい両者の結びつきは強固だと思いますが、おそらく子どもにフェラーリの絵を描いてというと、そのボディカラーは間違いなくレッドになるのかもしれません。
ただし近年ではその流れも多少変わってきているように思われ、まだまだ日本では保守的なレッドが好まれるようではあるものの、海の向こうでは「レッド以外」のフェラーリが増えているように見受けられます。
その理由は定かではありませんが、ぼくが推測する要因としては、「フェラーリの客層が大きく変わり、フェラーリの歴史よりも自分の好みを優先したカスタムを行ったりカラー選択を行うオーナーが増えたこと」、そして「フェラーリ自身がパーソナリゼーションプログラム”テーラーメイド”を広く啓蒙することで、様々な可能性を示したこと」。
ここでそういった「これまでのフェラーリの枠にとらわれない」色とりどりのフェラーリを見てみましょう。
世界にはこんなフェラーリが存在する
そこではまずは日本の著名なオーナーが指定する独自カラー、「ブロンゾ・マサル」。
タイガースっぽいSF90XX ストラダーレ。
フェラーリに「オレンジ」という組み合わせはかなり珍しく、こちらはアランチョ・トリプロ・ストラートをまとうデイトナSP3。
かなりパールが強く入ったボディカラーを持つプロサングエ。
やはりフェラーリとしては珍しい、しかし近年増加しつつある「パープル」。
ブルー・ティファニーの812コンペティツォーネ(日本で登録された車両のようだ)。
フェラーリとしては珍しい、明るいグリーン。
「斜め」グラデーションを持つ812コンペティツォーネ・アペルタ。
ヒストリックカラー「ベルリネッタルッソ」にペイントされた812コンペティツォーネ・アペルタ。
こちらの812コンペティツォーネ・アペルタは「パープルにイエロー」。
マット仕上げのレッドにブラックというコントラストが鮮やかなSF90XX ストラダーレ。
ダークパープルのホワイトリバリーの488ピスタ。
エアロデバイスに沿った形で塗り分けられた812コンペティツォーネ。
ブラックとレッドで統一されたプロサングエ。
パープルにゴールド、そしてホイールまでもがゴールドという812コンペティツォーネ。
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