| アウディでこの「フェイクエキゾーストパイプ」を考えた人は”針のムシロ”だろう |
ただし他の自動車メーカーでもフェイク、そしてそれに準ずるテールパイプは少なくはない
さて、過去10年間、アウディは一部のモデルに偽の排気管を取り付けるという悪癖を身につけており、それについては非常に強く非難されてきましたが、今回発表された新型A5 / S5ではついにこの悪癖が廃止されて「ちゃんと貫通した」テールパイプが装着され、「フェイクエキゾーストパイプ」が過去のものとなっています。
なお、これはアウディの広報担当者が公式に「今後のプレミアム プラットフォーム コンバスチョン(PPC)プラットフォームを採用する内燃機関搭載モデルについて、顧客からのフィードバックに基づき、ホットテールパイプつまり実際に機能するテールパイプが採用される」とコメントしたことから明らかになったもので(こういったコメントを発する必要があるという事実自体が恐ろしい)、もちろん顧客の多くが”フェイクを嫌う”という事実に真摯に対応したものです。
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あまり知られていない事実だが、ドイツ車の多くは「フェイク」エキゾーストパイプを採用している
新型アウディA5 / S5は「フェイクではない」エキゾーストパイプを採用する(PPCプラットフォーム車では)初のモデルですが、今後これにQ5、A7、Q7が続くこととなり、ようやくアウディユーザーは自尊心を傷つけられることなく愛車に乗ることができるわけですね。
ちなみにS6だとこんな感じで勇ましいデュアルテールパイプを持つものの・・・。
実際には貫通しておらず・・・。
本物のエキゾーストパイプは地面に向かって取り付けられています(そんなバカな、という感じではある)。
さすがにRSモデルでは「実際のエキゾーストパイプと目に見えるテールパイプ」とのつながりがかろうじて保てられており、フェイクではないのですが・・・。
実際のエキゾーストパイプはけっこう頼りない感じ(けっこうスカスカで地面が見える)。
しかしA6アバントは完全に穴が塞がっていてフェイク(ギルティ)。
なお、フォルクスワーゲングループは「電動化」を強力に推進する割にはエキゾーストパイプに対してこだわりがあると見え、一部ゴルフにおいても「フェイクエキゾーストパイプ」風のデザインが採用されていますが、そのほか、フェラーリ・カリフォルニアの「縦2列」のうち上段がフェイク、そしてレクサスIS-Fでも同様だと言われています。
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