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ロールス・ロイスが最新ワンオフ「スペクター・ルナフレア」を公開。内外装は月をイメージした仕上げに、そしてスーパームーンの夜に幻想的な撮影会が行われる

ロールス・ロイスが最新ワンオフ「スペクター・ルナフレア」を公開。内外装は月をイメージした仕上げに、そしてスーパームーンの夜に幻想的な撮影会が行われる

| このロールス・ロイス・スペクターは「ドアまでも」がスターライト仕様に |

今後、スペクターのワンオフ仕様が相次ぎ公開されることとなりそうだ

さて、現在ロールス・ロイスの多くは「オーダーメイド」にて作られているといいますが、今回は最新ワンオフモデル「スペクター・ルナフレア」を公開することに。

このクルマは氷の粒子を通して光が屈折する現象を指す「月のハロー」にインスパイアされており、独特のホログラフィック仕上げが施されていますが、この塗装は依頼主による「前例のない」もので、ロールス・ロイスはこの要望に応えるためペイントの化学組成や各層の塗布タイミング、ベースコートの選択に至るまでさまざまな実験を行っており、実用までに1年を要した、と説明されています。

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このペイントのアイデアはファントムのワンオフモデルから

このペイントは見る角度によって色味が変わるカラーシフト塗装の一種であり、ヒントとなったのはロールス・ロイスの歴史上、もっとも複雑なワンオフモデルの一つとして知られる「ファントム・シントピア」で、このクルマに採用されていたのは「リキッド・ノワール」と命名された”虹色にカラーが変化する”塗料。

ロールス・ロイスが「これまでのワンオフモデルではもっとも複雑な工程を要した」ファントム「シントピア」を公開!塗料の配合は9回の試作、内装は革を貼るだけで300時間
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そしてこのファントム・シントピアを見た顧客がオーダーしたのがこのスペクター・ルナフレアというわけですが、このペイントは光沢の深みを引き立てるために7層のラッカーにて仕上げられ、特別なパールコートにはマグネシウムフルオリウムとアルミニウムの微細なフレークが含まれています。

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これにより、低光量ではリッチなメタリック効果を、明るい日光では虹色のテクニカラー効果を生み出すこととなるようですね。

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インテリアは一層「夜空」「宇宙」を連想させる仕上がりとなっていて、ルーフはおなじみ「スターライト」、そしてドアにも光ファイバーが埋め込まれており、これら「ブルー、ホワイト、ピンク」の光はなんと点滅するのだそう。

そしてこの写真はオーナーが住むアメリカ中部にて(ロールス・ロイスの手配によって)撮影されており、9月17日の満月の夜、「スーパームーン」と呼ばれる、月が地球に最も近づく特別な瞬間にフォトシューティングが行われたことについてもアナウンスされています。

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参照:Rolls-Royce

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