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やはり中国は恐ろしいところだ・・・。同胞シャオミの人気EV、SU7をボディカラーごとコピーした小型EVが無関係の他社から登場、人気を博すことに

やはり中国は恐ろしいところだ・・・。同胞シャオミの人気EV、SU7をボディカラーごとコピーした小型EVが無関係の他社から登場、人気を博すことに

Image:CarNewsChina

| やはり中国人にとっても油断できないのが中国人である |

それにしてもここまで似せてしまって大丈夫だろうか

さて、少し前までの中国は「コピー天国」であり、レンジローバー・イヴォーク、ランボルギーニ・ウルス、フォルクスワーゲン・ビートル、ホンダe、ポルシェ・マカン、ジープ・ラングラー、など様々な日米欧のクルマが模倣されていたわけですが、ここ最近になって中国の消費者が好む形が徐々に明らかになり、既存車種のコピーから一転し「消費者に好まれる」デザインを採用する(中国の)自動車メーカーが増えたことで「コピー天国」を脱しつつあるのが現在の中国です。

これで中国人は見分けがつくのか・・・?最新の中国車はどれもデザインや車名が似すぎていてボクにはさっぱり区別がつかない。なぞそうなったのかを考えてみた
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| 中国のビジネスにおける基本戦略は「差別化」ではなく「模倣」である | よってヒット商品が出ればすべて「右へ倣え」に さて、ぼくがいつも思うのが「最近の中国車はどれも同じようなデザインばかりになって ...

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それでも根本には「中国ならでは」の問題が存在する

なお、中国にはもともと「模倣」文化があるように思われ、たとえば飲食店でもどこかに人気店ができれば「ただちに」それを真似た類似の店が近隣にバンバンできはじめるといった現象が多々見られていて、つまり模倣の対象は自国や外国のものであろうが「関係なし」ということに。※そして消費者もそういった状況に慣れているので、コピー商品を購入することに抵抗がないのかもしれない

そして中国人は同胞であってもまったく躊躇せずに裏切ってしまうとも言われており、そのため「中国人がもっとも信用していないのは中国人である」とも。

実際のところ、今回は中国の自動車メーカーがシャオミの人気モデル「SU7(下の画像)」のコピー(ボディカラー”ベイブルー”までもパクっている)を製造販売している様子が報じられ、このSU7のコピーを作っているのは山東省の新エネルギー企業である山東燕璐、車名は「Yunlei」だと報じられています。

シャオミはEVを1台販売するごとに135万円もの赤字を出していた。しかしリビアンの-476万円、フォードの-687万円に比べると赤字幅は小さく2年以内には黒字化か

Image:Xiaomi

ただし実際のSU7とは若干の相違も見られ、というのもシャオミSU7はセダン、しかしこの「Yunlei」はSUVボディを持っており、つまりシャオミが来年発売するという新型SUVに先行してしまったということに。

そしてもう一つの相違は「Yunleiが低速電気自動車(LSEV)に分類される」ということで、つまりは宏光ミニEV同様に小型で手頃な価格の電動車両。

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(バッテリー容量が小さいため)主に短距離の都市移動に使われ、コストが低く規制も少ないため中国では人気があるセグメントでもあり、主に高齢者に利用され、しばしば高価な車両の模倣品ともいえる外観が採用されることもあるといい、これまでにはハマーH2、ブガッティ・シロン、フォルクスワーゲン up!などのコピーが存在することが報告されています。

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参照:CarNewsChina

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