>トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS)

トヨタが「bZ4X」の再ブランドを行い名称を変更するとの報道。たしかにこの車名は世界中で不評だと報じられる

トヨタ

| 実際、なぜトヨタがこの覚えにくい車名を採用したのかはナゾである |

おそらくは「新しく」かつ「知識層にアピールできる」と考えたのだと思われる

さて、トヨタが「bZ4X」の名称を変更する可能性があるもよう。

これはトヨタ・カナダの地域ディレクターであるパトリック・ライアン氏が語ったもので、「bZ4Xが再ブランド化される予定」であると語り、しかし名称変更のタイミングについては具体的に言及せず。

なお、2025年モデルはすでに発表されており、そのモデルはbZ4Xの名前がそのまま使用されるため、変更が行われるとすれば2026年モデルになる可能性が高いものと考えられます。

「bZ4X」にはこんな意味がある

現在の「bZ4X」という名前は「Beyond Zero(ゼロを超えて)」を意味し、数字の「4」は車のサイズを示していて、「X」はクロスオーバーであることを表現していますが、この名前は言葉としてはあまり口にしやすくなく、日本だけではなく欧米においても「親しみにくい」と言われているわけですね。

現在、多くの自動車メーカーはアルファベットと数字を組み合わせた名前を好んで使う傾向があるものの、その多くは覚えにくく、実際の名前を持つ車と比べて特徴が乏しいことが多いように感じられ、さらに言えば「他社製品との混同を招く」ようにも思えます(とくに中国)。

L1001882

実際のところ、bZ4Xと同じプラットフォームを共有するスバルのエレクトリックSUVは「ソルテラ」という”名前”を持っており、「ソル=太陽」、「テラ=地球」という、スバルそして環境をよくあらわすネーミングとなっているように思えます。

さらに、今回の名称変更が「局地的なものなのか」「グローバルなのか」についてもわかってはいませんが、トヨタは「ヴィッツ」を「(グローバルでの命名にあわせ)ヤリス」へと変更したという例もあり、bZ4Xについても「名称を変更するならば」全世界で統一することになるのかもしれません(ただ、中国市場では”bZ”シリーズが数台展開されているので、ここからの変更は容易ではない)。

参考までに、このbZ4Xの名称が「名前」に変更されるとなると、トヨタのクルマは「RAV4」以外すべてが名前を持つこととなりますが、となるともし「MR2」が復活したときにも「MR2」でなくなるのでは、と思ったりします。

L1001891

合わせて読みたい、トヨタ関連投稿

トヨタが中国市場専用、bZ3Cの情報を公開。トヨタデザイン、中身はBYD、製造はFAW(第一汽車)との合弁工場。中国ではトヨタとして「3番目」のEV
トヨタが中国市場専用、bZ3Cの情報を公開。トヨタデザイン、中身はBYD、製造はFAW(第一汽車)との合弁工場。中国ではトヨタとして「3番目」のEV

Image-MIIT | トヨタはBYDとの共同開発にて中国市場で「挽回」を図る | 現時点では価格は非公開、しかし「競争力のある価格」に設定されるはずである さて、トヨタが中国市場向けに発売するbZ ...

続きを見る

トヨタbZ4Xにまた災難!北欧メディアのテストでは「公称航続距離の50%以下」しか走らずトヨタが調査開始。なおテスラは70%、VWとメルセデスは67%
トヨタbZ4Xにまた災難!北欧メディアのテストでは「公称航続距離の50%以下」しか走らずトヨタが調査を開始。なおテスラは70%、VWとメルセデスは67%

| このままではますますトヨタが「EVに対して消極的」になってしまいそうだ | このままトヨタが存在感を発揮できないのか、それとも巻き返しを図ることができるのかには注目したい さて、トヨタが満を持して ...

続きを見る

トヨタが14年間使い続けてきた「(ハイブリッド等電動化車両に用いている)」ブルーグラデーションエンブレムを廃止。今後は青いドットにてトヨタの取り組みを表現
トヨタが14年間使い続けてきた「(ハイブリッド等電動化車両に用いている)」ブルーグラデーションエンブレムを廃止。今後は青いドットにてトヨタの取り組みを表現

| トヨタはこの数年で大きく対外的な表現手法を変更し、様々な手段にて環境への取り組みをアピール | そして改めて「マルチパワートレーンでカーボンニュートラルを達成する」姿勢を強調 さて、トヨタは200 ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS)
-, , ,