| このアーティザンレッドプレミアムメタリックはロードスター初採用ながらも「最初から設定されていたかのように」しっくり来るカラーである |
光の加減により「濃淡」コントラストが美しい
さて、マツダ ブランドスペース大阪にてロードスターRFの35周年記念車を見てきたのでざっと紹介したいと思います。
ロードスターは1989年の衝撃的なデビューから35周年を数え、全世代通じての納車台数が120万台に達するという人気モデルですが、それまで「ニッチ」にしかすぎなかったコンパクトオープンスポーツというセグメントを一気にメジャーへと押し上げ、のちに登場するBMW Z3やポルシェ・ボクスターにも影響を及ぼした偉大なクルマでもありますね。
-
ポルシェはマツダ・ロードスターと同時期に小型オープンスポーツの発売を計画していた。価格は当時の新卒の年収よりも低い「203万円」、これがもし発売されていたら
| 1987年に発生した米国の株価大暴落によって資金繰りが悪化したことが直世知の原因だとされるが | いずれにせよ、このクルマが発売されていたならば、ポルシェの歴史は今とは違うものとなっていただろう ...
続きを見る
マツダ ロードスターRF 35周年記念車はこんなクルマ
そこでこのロードスターRF 35周年記念車につき、内外装の組み合わせは”ヴィンテージ”をテーマにしており、ボディカラーは「アーティザンレッドプレミアムメタリック」、インテリアは「スポーツタン」。
ちなみに5年前に見てきた「ロードスターRF 30周年記念車」のボディカラーは「レーシングオレンジ」であり、30周年記念車とはまたことなる方向性そして魅力を持つクルマということに。
-
【動画】マツダ・ロードスターRF 30周年記念限定車を見てきた!そこにはお金では買えない満足感が満載だ!
価格だけを見るとけっこう高いが、その内容を見るとむしろ安い さて、マツダ・ロードスターRF 30th アニバーサリー・エディション(MAZDA ROADSTER RF30th Anniversary ...
続きを見る
ロードスターRF 35周年記念車の受注はすでに開始されていて、受注期間は2025年3月3日まで、そして国内向けとしてはソフトトップ(オープン)モデルのロードスター、このリトラクタブルハードトップ仕様のロードスターRFあわせて「1,000台」の生産を予定しているのだそう。
そしてこのアーティザンレッドプレミアムメタリック(マツダ独自の塗装技術である”匠塗TAKUMINURI”4番目のカラー)はロードスターに対して「初採用」。
それでも「ボディカラーもデザインの一部」と常々マツダが語る通り、そのボディライン、さらにはプレスラインを見事に引き立たているように思います。
濃淡が非常によく表現されるように思われ・・・。
こうやって見ると「明るい部分はより明るく」「暗い部分はより暗く」感じられることがわかると思います。
影になる部分はかなり暗く見え・・・。
素晴らしいコントラストを持つことがわかりますね。
そしてホイールもこのハイコントラストなアーティザンレッドプレミアムメタリックにあわせた高輝度塗装仕上げ(17インチ)。
マツダ ロードスターRF 35周年記念車のインテリアはこうなっている
そしてロードスターRF 35周年記念車のインテリアを見てみると、最大の特徴はこのヘッドレストにエンボス加工された「35周年記念ロゴ」。※こちらはコントラストが低く目立ちにくい。できればレッドで刺繍してほしかったところである
シートやセンタートンネル、ダッシュボード(ロワー部)のほか、フロアカーペットやフロアマットまでもがスポーツタン。
ステアリングホイールやシフトレバーはブラックレザー巻きですが・・・。
ステッチカラーはスポーツタン。
ドアインナーパネル上部や・・・
エアコン吹き出し口のインナーもアーティザンレッドプレミアムメタリック。
ロードスター35周年記念車の価格はソフトトップ版(6速マニュアル・トランスミッションのみ)で3,753,200円、リトラクタブルハードトップ(RF)版だと6速MTで4,354,900円、6速ATでは4,382,400円に設定されています。
マツダ ロードスターRF 35周年記念車を見てきた際の動画はこちら
合わせて読みたい、マツダ関連投稿
-
マツダ・ロードスターは今月で販売120万台を達成。ND世代になってからはじめてモデルチェンジで販売が伸び、マツダの思想がいかに正しかったかが証明される
| ちなみにマツダ・ロードスターはポルシェ911と同時期に100万台を達成し、そしてまた同時期に120万台を達成 | さらにロードスターは「もっとも売れたオープンスポーツ」としてギネス記録にも認定され ...
続きを見る
-
マツダ・ロードスター開発責任者「我々はロードスターにつき、ポルシェ911のように、ただ微調整をひたすら続けながら改良を続けたいのです」
| まだまだ先のことはわからないが、現行ND世代のロードスターが寿命を迎えるのはまだまだ先になりそうだ | 現行NDロードスターはライフサイクル中、あと一回はフェイスリフト(マイネーチェンジ)を迎える ...
続きを見る
-
マツダは2007年、NDロードスターと新型RX-7の開発を同時にスタートさせていた。共通の車体をもって発売されるはずだったが2008年の経済恐慌によってRX-7復活の夢が潰える
| 新型RX-7の発売は「かなわぬ夢」だと思われていたが、実は実現に向けて動いており、思ったよりも近いところにまで来ていた | 新型RX-7の開発中止によってリソースがすべてNDロードスターに振り分け ...
続きを見る