
| バッテリーが上がってしまうと「充電による復帰」ができないようだ |
恐ろしい話ばかりを聞かされることでちょっとナーバスになってしまう
さて、今回はフェラーリ296GTBの「充電」について。
296GTBはプラグインハイブリッドカーであり、よってエレクトリックモーター駆動用バッテリーを充電しておけば「ピュアエレクトリックモード」での走行も可能となるのですが、この駆動用バッテリーから「通常の車両システム用の12Vバッテリー」へと充電するというロジックを持っているそうで、そのため12Vバッテリーの充電を個別に行う必要はなく、エレクトリックモーター駆動用バッテリーさえ充電しておけば、自動的に12Vバッテリーにも充電がなされるという仕組みです。
充電にはアース付き100V、三ツ口コンセントが必要である
「非ハイブリッド」フェラーリでは専用の12Vバッテリー充電器が付属しており、これを使用して12Vバッテリーのチャージを行うこととなるものの、296GTBでは12Vバッテリーへと直接の充電ができず、充電が可能なのは「エレクトリックモーター駆動用バッテリーに対してのみ」。
よって保管時の充電にはこの専用充電ケーブルを使用するのですが、こちらについては「アース付き100V、三ツ口コンセント」が必要となるのはすでにお伝えしたとおりです(ポルトフィーノやローマに付属していた12Vバッテリー専用充電器であれば、普通の100Vコンセントから充電ができる)。
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これでフェラーリ296GTBの受け入れ準備も万全。結局「296GTBの充電ソケットの位置にあわせて」コンセントを新設することに
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ただ、アース付きコンセント経由での充電ができる環境にない場合でも「充電可能な」方法があり、それは「実際に車両を走らせること」。
クルマを走らせ、エレクトリックモードではなくガソリンエンジンを積極的に使用して走行することで電力を蓄えることができるため、充電ケーブルを使用できない場合はこの方法を取らねばならないというわけですね。
フェラーリ296GTBでは「絶対にバッテリーを上げてはならない」
そしてフェラーリ296GTBにおいては「12Vバッテリーを絶対に上げてはならない」とされ、これを上げてしまうと車両が不動になって「再始動」するには相当なコストがかかると言われています(ディーラーによって差があるようだが、200万円以上だとも聞いている)。
さらに一定回数以上このバッテリーを上げてしまうと保証が効かなくなるそうなので、「何が何でも」このバッテリーを上げることはできず、つまりは常に「エレクトリックモーター駆動用バッテリーを何らかの方法で充電せねばならない」ということに。
なお、バッテリーが上がってしまう期間については諸説あり、実際に3日で上がってしまった人、3週間放置しても問題がなかった人など様々なですが、これは「どれだけエレクトリックモーター駆動用バッテリーに電力が残っていたか」に左右されるのかもしれません(12Vバッテリー自体はかなり容量が小さいのかもしれず、残り電力はハイブリッドシステム用バッテリーに依存する?)。
フェラーリ296GTBの充電状態はこうやってモニタリングできる
そしてもう一つ注意が必要なのが「充電器のステータス」。
これは充電器に内蔵されるLEDインジケーターにて確認ができ、しかし「レッド」は充電中ではなく「エラー」を示していて、よって「赤く光っていると充電できていない」ということに。
じゃあ充電できている状態は?というと、これは「LEDが(2つ)ブルーに光っている状態」。
よって296GTBにおいては、充電器を繋いだ後、このLEDがちゃんとブルーに点灯しているかどうかを確認する必要があるわけですね。
とりあえず納車されたばかりの時点では不安が多く、よってしばらくは「ちゃんと充電できているか」を定期的に確認したいと思います。※充電が問題なく行えている場合、メーターパネル内にも一定時間「充電中」グラフィックが表示されるようだ
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