
| リーボックは新しく「LTD (Learn Test Design) 」をスタート |
そのデザインは「イタリア」にてなされる
さて、リーボックのスニーカー「インスタポンプスライバー / INSTAPUMP SLIVER」を購入。
ぼくは1994年に「インスタポンプフューリー」が発売されて以来、このシリーズを愛用しているのですが、このインスタポンプスライバーはその派生とも言えるモデルであり、リーボックが新しく展開するプレミアムライン「LTD (Learn Test Design) 」に属する製品です。※ぼくはスニーカーに関し、「オールドスクール」ではなく「ハイテク派」である
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リーボック「インスタポンプスライバー」はこんなスニーカー
そこでこの「インスタポンプスライバー」を紹介してみると、これはインスタポンプフューリーの「上半分」を再デザインしたモデル。
当然ながら「ポンプシステム」はそのままに、エアチャンバーや「非チャンバー」部分が再解釈されています。
ただ、ぼくが注目したいのはそのディティールよりも「シルエット」。
「通常の」インスタポンプフューリーは爪先部分がちょっと丸く、ソール先端が「沿って」いますが・・・。
インスタポンプスライバーは先端が尖っていてシャープな形状。
いうなれば「スーパーカー的ウエッジシェイプを持つのがこのインスタポンプスライバーだと捉えていますが、この形状のおかげでスマートに(ある意味ではカジュアルすぎず、ドレッシーに)履くことができるように思います。
ちなみに表記カラーは「ブラック」、しかしちょっとづつ色味が異なるブラックが組み合わせられているように見え(素材によってブラックの再現度が異なるのだと思われる)、これも結果的に高級感を演出する部分なのなのかもしれません。
なお、上述の通りソール部分はインスタポンプフューリー同様で、カーボン製プレートや・・・。
ヘキサゴンモチーフも健在です。
ソールはフロントと・・・。
ヒールともに通常のインスタポンプフューリーと「ほぼ」同じ。
一方で異なるのはこの「エンボス加工」。
これがいたるところに用いられ・・・。
独特の雰囲気を醸し出しているようですね。
ぼく的には「近年稀に見る(ぼくの中での)ヒット」だと捉えており、今後のカラー展開にも期待したいと考えています(現在は二色のみ)。
そもそもインスタポンプフューリーとは?
そこでリーボック「インスタポンプフューリー」シリーズを振り返ってみると、その初出は1994年。
大きくは以下のような特徴を持っています。

- シューレース(靴ひも)を持たず、代わりとして、アッパーに搭載された空気室(エアチェンバー)にポンプボタンを押して空気を注入し、足にぴったりとフィットさせることができる
- ミッドソールとアウトソールが、土踏まずの部分で分断されている独特な形状のソール(スプリットツーリング)を採用。これにより、軽量化を実現しつつ、足の動きに合わせた柔軟な屈曲性を提供できる
- ヒール(かかと)部分の衝撃吸収材として、ハニカム状の、軽量かつ耐久性の高いクッション素材「ヘキサライト」を搭載
- ファーストカラー「シトロン」: 発売当時のカラーリング(特に黄色と黒、赤などを使った「シトロン」カラー)は非常に個性的で、ファッションアイテムとしても強いインパクトを与え、後のスニーカーブームの火付け役の一つとなる
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奇抜な外観ながらも「形態は機能に従う」
こうやって見ると、インスタポンプフューリーは「エアチャンバー+ポンプ」「スプリットツーリング」など独特の構造を持つものの、これは「奇をてらった外観を持たせることが目的」ではなく、あくまでも(フィット性や動きやすさ、クッション性能という)機能性を追求した結果であることがわかるかと思います(まさに「機能が形態を決定した」一例かもしれない)。
そして機能を視覚化し、機能別にカラーを分けたのが「ファーストカラー」でもあったわけですが、「新しい機能、新しいデザイン」をもって一世を風靡することとなり、リーボックはこの「シトロン」を活用したシューズ以外のシリーズを展開したことがあるほか、さらには「エアチャンバー」をモチーフにしたバッグを発売したことも。

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つまるところ、このエアチャンバー、そしてインスタポンプフューリーはリーボックにとってのひとつの(ナイキ”エア” ”ダンク”、プーマ”スピードキャット”のような)資産として捉えることができ、ここまで長く愛されているのも「見かけだけではなく機能が伴っている」「それでいてミニマルである」からなのかもしれません。
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要するに、ポルシェ911同様、「登場したその時から、機能やデザインが完璧にバランスした、完全な存在であった」のがこのポンプフューリーであったのかもしれません。
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そしてぼくは「ポンプ好き」なのでこのエアプロのコレクターでもあるわけですが、エアプロはぼくが好きな腕時計の中では「トップ3」に入る名作だとも捉えています(ただ、経年劣化によってパーツが分解し、交換用パーツの供給もストップしているので身につけることは叶わない)。
リーボック「インスタポンプスライバー」開梱動画はこちら
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