
| 生産台数はさほど変わらないのかもしれないが、日本国内での流通量は「全く違う」 |
リコールの届出内容からは「生産台数(登録台数)」が丸裸に
さて、トヨタが1,285,002台もの大規模リコールを発表し、ぼくのランドクルーザー250 ZXもその対象に。
内容としては「パノラミックビューモニターの制御プログラム」というものですが、すでにDMが届いており、そこには詳細情報が記されています。
なお、ぼくはトヨタからリコールの案内を受け取ったのはこれが「はじめて」ではあるものの、さすがトヨタというべきか、「お詫び」からリコールの内容、対応に至るまで非常に丁寧に文面がしたためられていることに驚かされます。
問題は「プログラム修正」にて改善可能
国土交通省に届け出られた内容によると、問題の内容は以下の通り。
パノラミックビューモニターにおいて、制御プログラムの検討が不十分なため、始動直後に後退する等の操作を行うと、車両周辺の映像がずれたり、一時的に停止または映らなくなることがある。そのため、保安基準に適合しないおそれがある。
Image:国土交通省
対策としては「プログラム入れ替え」となり、こちらはまだ配布がなされていないようなので、対応後には改めて情報を公開したいと思いますが、今回の問題については実際に26件の報告があったようで、しかし対象となる「125万台」に比較すると非常に小さな数字だという印象も。
今回のリコールの対象車種は?
参考までに、対象となるのは令和3年9月1日~令和7年9月25日に製造された以下のモデルだと報告されています。
- ノア
- ヴォクシー
- アルファード
- ヴェルファイア
- プリウス
- クラウン
- ハリアー
- カローラクロス
- RAV4
- シエンタ
- ランドクルーザー
- ヤリス
- bZ4X
- センチュリー
- ミライ
- レクサスNX
- レクサスRX
- レクサスLBX
- レクサスUX
- レクサスLM
- レクサスRZ
- レクサスLS
- レクサスLC
- レクサスGX
なお、今回のリコールの届出内容からは各モデルの(期間内の)生産台数(日本国内での登録台数)を把握することが可能となりますが、ランドクルーザーだと「300」は4,397台、一方の「250」は48,598と「10倍」以上も生産がなされており、「どうりでよく見る」わけですね。※同期間におけるシエンタの製造が59,743台だといえば、その多さがわかるかもしれない
ちなみに「センチュリー」は538台が製造されており、意外と売れてたんだな、という印象です。
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参照:国土交通省













