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フェラーリ296GTB洗車。現行フェラーリに採用される「グリル」は悩みのタネ、ボクは3つの問題を認識しこういった対応を行っている

フェラーリ296GTB洗車。現行フェラーリに採用される「グリル」は悩みのタネ、ボクは3つの問題を認識しこういった対応を行っている

| 数回の洗車を経て徐々に「フェラーリ」へと慣れてきているが |

まだまだフェラーリの構造には戸惑うことも少なくない

さて、フェラーリ296GTBを洗車。

ここ最近は週末ごとに雨が降っていてなかなか296GTBに乗れず、したがってほぼ汚れは見られないものの、「冬がやってきて(あまりの寒さに)洗うのが辛くなる前に」洗っておこうと考えたわけですね。

特に今回の洗車で気づいたことや気になったことはなく、しかしこれまでと同じ懸念が「グリル(網)をどう扱うか」ということです。

フェラーリのグリルは「ちょっと厄介」である

フェラーリの現行モデルに採用されるダクトのほとんどには「グリル」が装着されており、この「グリル」と洗車及びメンテナンスに関する(ぼくが認識する)問題は以下の3つ。

  1. 洗車時に「グリルに溜まる水分」をどうするか
  2. グリル自体のメンテナンスをどうするか
  3. グリルの奥をどうメンテナンスするか
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1.グリルに溜まる水分

まずは「グリルに溜まる水分」。

これは洗車時、グリルに水をかけると「網目の間に水が溜まって抜けない」現象を指しているのですが、現在ぼくは「ブロワー」を使用しており、そしてこのブロワーを使用すれば水滴を吹き飛ばせるため、現在のところは「無問題」。

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ちなみにこのグリルはデザイン的ハイライトの一つとしても機能しており、車両の「パーツとパーツとの間を埋めるデザイン的要素」として非常に複雑な3D形状が与えられており、「現代のフェラーリにはなくてはならない存在」として認識しています。

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参考までに、この「グリル」の考えたかたや捉え方については各自動車メーカーによって”様々”で、フェラーリがグリルを「デザインの一部」として取り入れる一方、VWグループ傘下の各ブランドは「グリルレス」を推し進めており、ポルシェ、そしてランボルギーニは「グリスレス」へと移行中というトレンドも(ただ、機能上の理由にて”完全にグリルレス”というわけにもゆかない)。

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2.グリル自体のメンテナンスをどうするか

そして次が「グリルのメンテナンス」。

つまりグリル表面が艶を失い、それが車両全体の印象に悪影響を与えるのを割けたいということで、「グリルを黒くツヤツヤに」保ちたいということ。

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ちなみに296GTBのグリルには二種類の表面加工があるようで、フロントやリアに用いられるグリルの多くは表面に塗装のようなコーティングのようなものが施された光沢があるバージョン。

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メッシュの粗さは部位によって異なるものの、このタイプは(グリル自体は金属ではあるものの)表面に樹脂あるいはそれに準ずるものが塗られているからか、樹脂メンテナンス用のケミカルを使用すれば「光沢を維持」できるもよう。

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一方でリアフェンダー上、そしてリアフェンダー後部のグリルは「表面に(黒い耐熱塗料以外は)何も塗られておらず」、よってすぐに表面が白っぽくなってしまうのですが、これについては色々な対策を試みているものの有効な解決策を見いだせず。

ただし「あきらめない」のがぼくの信条でもあるので、これからも様々な「美観維持チャレンジ」を行おうと考えています。

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3.グリルの奥をどうメンテナンスするか

そしてやはり有効な解決策を見いだせていないのが「グリルの奥をどう洗うか」。

グリルの奥には樹脂パーツが控えている部分があり、フロントバンパーやリアフェンダー上のグリル奥にはこんな感じで樹脂製のガイドのようなものが備わります。

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そしてこの奥の樹脂には「手が届かない」ため、樹脂表面をメンテナンスすることができず、この樹脂が光沢を失ってしまうことをぼくは許容できないわけですね(ぼくは樹脂やラバー、タイヤが黒光りしていないと落ち着かない)。

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今の段階では「洗車前に、樹脂用のケミカルを(ボディに付着するのを覚悟で)これらグリルの奥の樹脂パーツへと届くようにスプレーし、その後の洗車時にボディに付着したケミカルを洗剤で除去する」という方法を採用していますが、このほかの有効な対応も思いつかず、しばらくはこれで様子を見ることになりそうです。

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