
Image:Ferrari
| スクーデリア フェラーリは次々「これまでにない」新しいパートナーを獲得 |
ここが最先端!フェラーリ×WHOOP提携の重要ポイント
- 「人間」をエンジニアリング: マシンのデータだけでなく、ドライバーやスタッフの「心拍数・睡眠・ストレス」を完全データ化
- ハミルトン&ルクレールも着用: 2026年シーズンより、両ドライバーとチーム全員にWHOOPデバイスを導入
- 「回復(リカバリー)」が勝敗を分ける: 過酷な24戦の転戦スケジュールを乗り切るため、科学的根拠に基づいた休息管理を実施
- F1初の共同研究: フェラーリの医療チームとWHOOPが協力し、極限状態での人間性能に関する研究論文も発表予定
マシンの次は「人間」をアップデート。フェラーリが選んだ新たな武器
2026年、F1はパワーユニット刷新という大きな転換期を迎え、しかしスクーデリア・フェラーリHPが目をつけたのはマシン性能だけではなく、今回は「人間の性能をアップデートする」というニュース。
Built in the dark. Driven in the light 😮💨 pic.twitter.com/RIU9EgfdjR
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 18, 2026
2026年1月、フェラーリはウェアラブル技術のパイオニア「WHOOP(ウープ)」とのパートナーシップを発表し、これは単なるスポンサー契約ではなく、「人間のパフォーマンスをデータで最適化する」という、勝利への執念が生んだ戦略的提携です。
なぜWHOOPなのか?フェラーリが「睡眠と回復」にこだわる理由
そこで気になるのが「なぜフェラーリがWHOOPとの提携を行うのか」。
その主な理由は「F1のシーズンは年間24戦におよび、時差ボケや不規則な睡眠、極度のプレッシャーがチームを襲う」からだとアナウンスされています。
Stepping into the unknown 🔲 pic.twitter.com/eRF7YoDhd3
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 17, 2026
1. 「集中制御」の概念を人間にも
フェラーリの次世代車が「集中制御」を採用するように、チーム運営にも「データに基づいた集中管理」を導入するといい、WHOOPの解析データによって「ドライバーがいつ、どの程度の負荷(ストレイン)に耐え、どの程度の回復が必要か」を可視化します。
2. コンマ1秒を絞り出す「集中力」の維持
レース後半の判断力ミスは、睡眠不足や蓄積疲労から生まれると考えられており、WHOOPのパフォーマンスサイエンス部門(クリステン・ホームズ博士率いるチーム)がフェラーリの医療チームと連携し、スタッフ一人ひとりの「戦える状態」を作り上げる、とアナウンスされています。
How fast that off-season went for us 😅⚡️ pic.twitter.com/O53LM0Y6Vc
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 17, 2026
フェラーリ × WHOOP 提携概要
| 項目 | 詳細内容 |
| パートナーシップ開始 | 2026年 F1シーズンより |
| 対象 | ドライバー(ハミルトン、ルクレール)、エンジニア、メカニック等 |
| 導入デバイス | WHOOP ウェアラブル(睡眠、ストレス、回復の24時間追跡) |
| 主な目的 | 身体的効率の向上、疲労管理、リカバリーの最適化 |
| ロゴ掲出 | F1マシン、ドライバーのレーシングスーツ等 |
ルイス・ハミルトン加入と「データ駆動型」の進化
2025年にフェラーリへ加入したルイス・ハミルトンは、自身の健康管理に非常にストイックなことで知られていますが・・・。
- ベテランの知恵: 30代後半からさらに輝きを増すハミルトンにとって、WHOOPのような精密なリカバリーデータは、若手ドライバーに対抗するための強力な味方になる可能性がある
- チーム全体の底上げ: ドライバーだけでなく、ピットストップを数秒で行うメカニックたちの「疲労度」を管理することで、ヒューマンエラーによるタイムロスを最小限に抑えることが可能になる
More scenes like this, please 🤩 pic.twitter.com/myopH5N8K3
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 18, 2026
F1は「エンジニアリング」から「バイオメトリクス」の時代へ
これまでのF1は、テレメトリーデータでマシンの挙動を追うのが主役でしたが、しかし今後は、「ドライバーの心拍数や神経系の状態」がライブデータとしてチーム戦略に組み込まれる時代が来る可能性も。
「このドライバーは今、極度のストレス下にあるからこういった指示を」といった、人間工学に基づいた無線指示が行われる日も近いのかもしれません。
参考までに、フェラーリはちょっと前に(市販車向けとして)ドライバーの心拍数をモニタリングし、緊張下にあるようだと出力を制限して運転支援デバイス介入を強めるといった特許を出願しており、かなり早い段階から「ドライバーの心身」へと注目していたように思います。
そしてちょっと気になるのは、296スペチアーレ以降に発表された市販車のステアリングコラム上に「ドライバーを監視するデバイス」が追加されていることで(12チリンドリにはないが、アマルフィと849テスタロッサにはある)、現段階ではトヨタ車などにある「居眠り検知」にとどまるものと思われるものの(これについては、新デバイスにもかかわらず正式にフェラーリからアナウンスがなされていない)、もしかするとこれが将来的に「もっと高度な機能を与えられ」ドライバーの心理状態や健康状態をモニタリングするデバイスとして機能するのかもしれませんね。
参考までに、ランボルギーニは別の方法で「ドライバーの状況を検知し」車両特性を変化させるという技術を研究しており、車両の性能が「人間の扱える範囲を越えようとしている」いま、別の角度からの車両制御技術が求められているのだと思われます。
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結論:2026年のフェラーリは「心身ともに隙がない」
今回のWHOOPとの提携は、フェラーリが「勝利のために利用できるデータはすべて使う」という姿勢を明確にしたもの。
フレデリック・バスール代表のもと、組織改革を進める跳ね馬ではありますが、マシンの進化、そしてハミルトン&ルクレールという最強の「人間性能」がWHOOPのデータで最大化されたとき、ついに悲願のタイトル奪還が現実味を帯びてきます。
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 19, 2026
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